こんにちは!
少しずつ生徒が増えてきて教室らしくなってきた草加小学校と草加中学校の間に挟まれている分析指導の栄進研です。
この前、中3で今から受験の対策をしたいという方が面談にいらっしゃいました。塾に来てくれているということはまだあきらめていないということで良いことなんですが、「もう遅いですよね?」とか「もうどうにもならないですよね?」と口から出てくるのはあきらめムードの言葉です。口に出すと現実になりますよ!まだ間に合うと本気で思ってくれるなら間に合います!ってちょっと真剣に話した一戸です。
さて、今回はどうやって彼のモチベーションを保ち続けたのか?です。
以前ここの記事でも書きましたが、
やる気を継続させるっていうのは何をやるうえでも最重要問題です。
どんなに素晴らしい能力を持っていてもやる気が0だとその能力は発揮されることはありません。
基本的なことですが、私は塾に来た生徒とは必ず全員と話します。
当時教室に130人の生徒がいましたが、
その日に来る生徒全員と必ずあいさつ以外に話をしていました。
そしてその全130人の生徒の家族構成やら、部活やら、趣味やら、前に話したことをすべて覚えていました。
大人でもそうですが、前に話したこととか、何気なく話したことを
覚えていてくれるっていうだけでうれしいものですよね。
「この前部活で大変だったって言ってたけど、今はどうなん?」とか
「そういえば体操教室で怪我したんやろ?大丈夫か?」とか
自習しているのを見て「初めて授業を担当した時にやったところやんか!ちゃんとできてるか?」とか
別に何かメモを取っているわけではないんですが、
全て覚えて毎日必ず話をしていました。
これは彼だけ特別にやっていたことではなく、全員にもれなくやっていました。
彼も例外なく毎日授業があるので毎日話していました。
「あれから家に帰って親とどんな話した?」
「必ず合格できるって自分が一番自分を信じろよ」
「自分を信じるためには努力の裏付けが必要!信じ切れるほどに努力しろ」
「いつも思うけど、私服おしゃれやな」
「いつも来るとき音楽なに聞いてるん?」
まぁ毎日なんでいろいろ話しました。
彼は「今まで学校に行かなかったのがもったいない」
と言っていました。
「もし学校の先生がこんな先生なら辞めなかったのにな」
それは私だけではなく、その教室にいた先生全員に向けられたものです。
実は新しく生徒が塾に入ると必ずやることがあります。
それは先生を全員集めてその生徒についての情報を共有すること、指導方針を伝えることです。
どんな家族構成で、今までそんな状況で、もちろん学力がどれくらいで、目標がどこにあるのか、
〇月から〇月までは何を進めてなどの細かい指導内容から、
今の合格確率、どの科目がどこまで行けばどうその確率が変わっていくかなど。
とにかくいろいろな情報を共有します。
そうすると必ず先生から質問や反応が返ってくる。
ここの指導をこっちで進めたらどうですか?とか
こっちのテキストのほうがここを強化するためには向いてないですか?とか。
そうやって全員で作り上げたプランで指導をしていきます。
それは今でもそうです。
だからどの先生も塾生全員と何かしらの会話はします。
そのコミュニケーションがやる気を維持してくれる。
生徒を承認し続けるということです。
いろいろなその生徒の特長を知っているからこそできる方法です。
これを基礎において、もう一つやることがあります。
それは不定期で行う生徒との2者面談です。
1500字を超えそうなので、その内容についてはまた次の機会に。
ではまた次回!!
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