勉強しても全員が同じように成績が上がるわけではありません。
AとBとCがいたとして、
全員が同じ時間同じ問題数勉強をし、
同じ先生から同じ時間だけ授業を受けたとします。
3人が全く同じ成績になることはあるでしょうか?
答えは明白で、なるわけがありません。
それは誰でもわかることだと思います。
では、なぜ同じ成績にならないのかわかるでしょうか?
その原因は様々あります。
1つが家庭環境です。
例えば国語の力は10歳までの環境で決まると言われています。
10歳までの生活環境と言うと、
ほとんど家の生活になると思います。
そこでどれだけの会話をするか、
どういう言葉を使う環境にいるか、
そういうことの積み重ねが10歳までの学力を決めます。
そうやって小学校に上がるまでの7年間で
それぞれの子に差が生まれるわけです。
その7年を土台にして、
そこに対して3年間の勉強が積み重なっていきます。
当然、差が広がります。
そのまま中学校に上がり、
やっと塾に通い始めたりするわけです。
すると、すでに間違った日本語で12年間も過ごしてきたことになります。
その状態で塾での勉強が始まります。
常々言っているように、
国語の力が全ての科目に影響を与えます。
最初の話に戻りますが、
全く同じ条件だとしても、
Aは成績が上がり、
Bは全く変わらず、
Cは逆に成績が落ちる。
こんなことも起きうるわけです。
その原因がそれまでの環境という話です。
それまでの環境で国語の力が養われていれば
成績は上がりやすいし、
そこが弱ければ成績が上がりにくい。
もっと言うと、明らかに間違った国語の力がついてしまっていると、
やり直しをしなければいけなくなるため、
成績が下がる場合もあるということです。
成績を作っている要因は1つではありません。
様々な原因を突き止めて、
そこを1つずつ改善していく必要がある為、
成績アップには時間がかかるわけです。
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