北辰テスト国語の分析2

前日に引き続き

 

10月北辰テストの分析をしていきます。

 

本日は設問の3から。

 

設問3は評論の問題ですね。

 

内容はホルモンを「おもてなし」の考えになぞらえて

 

論じていくものでした。

 

「幸福寿命 ホルモンと腸内細菌が導く100年人生」:伊藤裕著

 

どうでしょうね。

 

中学生はこういうことを普段考えないので

 

なじみがない分

 

少し難しく感じましたかね。

 

なじみがないだけで、

 

内容的には全く難しくはないものでした。

 

めっちゃ簡単に言うと

 

ホルモンの働きはおもてなしの精神に似てますよってことです。

 

では一問ずつ見ていきます。

 

問1は要約の問題です。

 

『「おもてなし」の姿勢には二つあると私は思っています。』

 

この二つを探してまとめる問題です。

 

その文がある段落内に二つ書かれていますし、

 

段落自体が短いものなので

 

割と簡単に見つけられると思います。

 

さらに「最小限」という言葉を使ってというのもヒントになってますね。

 

優しすぎる!!

 

ひとつは

「不具合が起こってもそれを最小限にするやり方です。」

 

そのあとに「もっと素晴らしいのは」とあるので

 

この後もピックアップします。

 

すると2つ目は

「予測して、顔色が変わらないうちに~起こりません。」までですね。

 

ここの2つをまとめればOKです。

 

模範解答は

 

「起きたとしてもそれを最小限にするやり方と、問題が起こらないように手を打つ」

 

と言ったところですね。

 

問2は接続詞を選ぶ問題です。

 

ア、たとえば

イ、ところが

ウ、したがって

エ、なぜなら

 

この中から適する接続詞を選びます。

 

アの「たとえば」はそのあとに例が来ます。

 

イの「ところが」は前の文と後の文が反対のことを言うときに使います。

 

ウ、の「したがって」は後ろの文を前の文が導くときに使われます。

 

エの「なぜなら」は理由を書くときに使われます。

 

ここは前の段落で「ホルモンのフィードバック」について書かれていて、

 

この段落ではその実例が書かれています。

 

よって、ここの正解は

 

アの「たとえば」になります。

 

問3は内容の一致を選ぶ問題です。

 

「腸は血糖が上がることをあらかじめ‘‘予測して‘‘ホルモンを分泌するのです」

 

この文が何を言いたいのかを選ぶ問題です。

 

この問題は傍線部のある文がある段落をよく読めばわかる問題です。

 

この段落では食べ物が体内に入ってきてから

 

どのように血糖値が抑えられるのかを説明しています。

 

傍線部の前に「つまり」とあるように

 

この文の前にどのように血糖値を押さえるかが書かれています。

 

つまりこの傍線部の前の文を理解すれば解けるということになります。

 

ア、腸のホルモン分泌細胞は、血糖が上がり始めたことを神経が感じ取ると、インクレチンを分泌し始めるということ。

イ、腸のホルモン分泌細胞は、腸に食べ物が入ってきた瞬間に、膵臓にインスリンの分泌を促すインクレチンを分泌するということ。

ウ、腸のホルモン分泌細胞は、常にインクレチンとインスリンを分泌することで、血糖の急激な上昇を抑えているということ。

エ、腸のホルモン分泌細胞は、血糖が上がる前から少しずつインスリンの分泌を始め、上がると同時にその量を増やしていくということ。

 

アについては

「血糖値が上がり始めたことを神経が感じ取ると」という部分が異なる。

インクレチンが分泌されるのは腸に食べ物が入ってきた瞬間。

 

イについては文中にある通りなのでこれが正解。

本文中の

「食べ物が腸に入ってきた瞬間にそのことを神経が感じ取って、腸のホルモン分泌細胞から腸ホルモン(インクレチン)を分泌し始めます。」

この部分と合致する。

 

ウとエについては

腸から分泌されるのはインクレチンであり、インスリンではない。

インスリンが分泌されるのは「膵臓」。

前の段落の

「食べ物を食べると血糖が上がる。それを膵臓が感じて、血糖を下げるホルモンであるインスリンを出して・・・」

ここから読み取れる。

 

よって正解は「イ」

 

問4は要約の問題です。

 

簡単に言うと「‘‘ブレナイ‘‘体とは何か?」をまとめる問題。

 

「一定」と「病気」という言葉を使うことがヒントにもなっています。

 

書かれている段落が少し離れているので

 

この設問3では一番難しい問題でしたね。

 

しかしそれもちゃんと全部読んでいれば問題なく答えられます。

 

第一段落の

「内部環境の維持、つまり‘‘ブレナイ体‘‘を~」

「私たち一人ひとりのホメオスタシスを保って~働きます。」

最終段落の

「なるべく我々の体を一定の状態に維持しようとしています。」

 

これらをまとめると正解できます。

 

よって模範解答は

 

「一定の状態に維持された、病気にならない」となります。

 

難しいとはいえ、「病気」というワードが

 

第2段落にしかないので

 

そこまで難しくもないですね。

 

問5は本文との内容一致を選ぶ問題です。

 

これは本文全体を読んでいないと解けない問題です。

 

しかし選択自体ははっきりとしていて

 

選びやすいものです。

 

落ち着いて考えれば正解できますね。

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

ア、近代生理学では、健康と病気は、体の「内部環境」が正常と異常のどちらにあたるかではっきりと区別できると考えられている。

イ、石川県の老舗旅館・加賀屋の「おもてなし」の姿勢は、科学の世界で「フィードバック」機構とされているものに相当する。

ウ、ホルモンの本質がネガティブ・フィードバックによるものだけだとしたら、極端な状態しか抑えられないはずだ。

エ、「おもてなし」は本来、茶道のことばだが、現代の日本人は「おもてなし」の姿勢を示すことが不得意になってきている。

 

アについて

第2段落の「正常(健康)と異常(病気)が決して別々のものではなく~」とあることから

「はっきりと区別できる」という部分が合致していない。

 

イについて

第6段落の「予測して顔色が変わらないうちに手を打つ姿勢」という部分と

第7段落の「後者は「フィードフォワード」機構と呼ばれます。」

とあるため、「フィードバック」機構には相当しない。

 

ウについて

第9段落の「行き過ぎを抑えるという意味で、ネガティブ・フィードバック(負の制御)と呼ばれます。」

ここでネガティブ・フィードバックの意味を理解できる。

これは極端な状態を抑えるものであり、これだけでは健康を維持することは難しいと取れる。

「ネガティブ・フィードバックだけだとしたら、極端な状態しか抑えられないはずだ」という部分と合致する。

だから「ウ」は正解。

 

エについて

第11段落の「最近の我々の体は「おもてなし」が不得意になってきているのです」とあるのは

あくまでも体のことやホルモンのことであり、

じっさいの「おもてなしの精神」のことではない。

選択肢の「現代の日本人は「おもてなし」の姿勢を示すことが不得意になってきている。」というのは

本文中のどこにも書いていない。

よってエは外れる。

 

以上が設問3についてです。

 

確かに馴染まない内容なので

 

中学生には難しい話かもしれませんが、

 

よく読めば理解はできるはずです。

 

こういう問題にあたると困惑するから

 

普段からいろいろな本を読んで

 

たくさんの知識を身に付けておくべきですね。

 

普段から考えたことがないものがもし作文に出たら、

 

それこそ何も書けなくなってしまいますからね!

 

次回は古典の解説をしていきます。

 

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