非常に危険な状態

2学期の中間テストの結果が返却されて、

 

学年順位も発表されました。

 

そこには度数分布表も付いており、

 

この点数の人が何人いるかも開示されます。

 

中1テスト度数分布表

中1テスト度数分布表

この恐ろしさがお分かりになりますでしょうか?

 

5教科の総合点数と数学と社会の点数の分布です。

 

それぞれ比較してみてみてください。

 

まず数学。

 

一般的に30点以下が赤点と言われるのですが、

 

その30点以下の生徒がなんと61人もいるわけです。

 

全体で214人受けているので、

 

28%もの生徒が赤点ということになります。

 

それと比較して社会は、

 

30点以下の生徒が22人です。

 

社会のテストがすごく簡単だったわけです。

 

それなのに30点以下の生徒が10%もいる。

 

それでも数学がひどすぎて良く見えてしまいます。

 

しかし一般的なテストは平均点に一番人が集まるため、

 

本来は60点のところに一番人数がいるようになるわけです。

 

このテストは80点以上の生徒が一番多いため、

 

テストとしては簡単ということになります。

 

それを踏まえて、一桁の点数の子が6人もいるわけです。

 

おそらく全く勉強していないのでしょう。

 

で、5教科の点数ですが、

 

200点以下は行く高校がないかもしれない人たちです。

 

そういう生徒が中1の時点で41人もいる。

 

これの何が非常に危険かというと、

 

この状態で塾に行っていない生徒もいれば、

 

たった週に3回程度塾に行って授業を受けるだけで

 

何とかなると思っている人が山ほどいることです。

 

その危機を感じていない上に、

 

危機に対する対処も間違っているところが非常に危険なわけです。

 

中3の度数分布表も見ましたが、

 

200点以下の生徒は37人もいます。

 

中3のこの時期にです。

 

英語が一桁の生徒も7人もいる。

 

今は全学年がその状態です。

 

学校の授業は機能しないと思います。

 

同じクラスに一桁の生徒と100点の生徒がいるわけですから。

 

一番多い人数の点数も80点以上だったりするので、

 

60点に合わせて授業すると、

 

大部分が簡単になってしまいますし、

 

大部分が難しくもなってしまいます。

 

これでは授業の組み立ても非常にきつい。

 

さて、どうなっていくんでしょうね。

 

栄進研は目の前にいる生徒に対してしか教えられませんからね。

 

しかも努力する子しか残りませんし。

 

努力できない生徒とか、

 

何もそこまで勉強させなくてもいいのに、と言う親の子は残りません。

 

今後どんどん二極化が進みますね。

 

 

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