たまに勉強しても点数が上がりませんという人がいます。
確かに勉強はしているんです。
目の前の問題を解いて、
採点をしてもらって、
間違ったものを解説までしてもらって、
それでも上がらない。
ワークも何周もして、
答えも覚えてしまったくらいにやりつくし、
もはや知らない用語はないのではと思うくらいに到達する。
それでも上がらない。
それはいったいなぜなのか?!
抽象的に言うとやっていることが「作業」だからだ。
実はこれは勉強と呼ぶに至っていない。
目的が別の所にあるんです。
その目的は
「解答欄を埋める」のが目的だったり
「ワークを進める」のが目的だったり、
「〇と×でで仕分けする」のが目的だったり、
そういう目的で進めているからです。
解答欄を埋めたことに満足をし、内容を理解していない。
ワークを進めることに満足をし、内容を理解していない。
〇と×で仕分けすることで満足をし、内容を理解していない。
だから点数が取れないんです。
解答欄を埋め、ワークを進め、○付けをして、
そのできていなかった問題が
なぜできなかったのか?ということに焦点を当てて
同じ問題に向き合ったことがあるだろうか?
一体その問題がどんなことを問いかけてきているのか考えたことはあるだろうか?
自分で納得するまで考え抜いたことがあるだろうか?
「分からない」「もう無理だ」「もうできない」
そういう言葉を並べて
自分ができないことを正当化しようとしていないだろうか?
例えば理科の問題で、雲ができる仕組みの空欄を埋めることはできている。
雲になる時の温度は確かに「露点」だ。
しかし、「露点」とは何も雲が出来上がる時の温度とは限らない。
では正しく「露点」とはどんな現象を指すのかちゃんと説明できるだろうか?
どんな状態の何が、どういった条件でどのようになる時の何が「露点」なのか、
全てちゃんと答えられるだろうか?
これが答えられないと、本番でもミスをする。
確かに穴埋めをして
「雲ができる温度=露点」というのは頭に入っている。
しかしテストではそのワークの通りに出題はされない。
実際にテストを受けて×になって返ってきたとする。
その時に解答を見て「露点」が答えだったとわかった時、
「なんだよ!わかってたのに!」
そう思うだろう。
でもそれがそもそも間違ってる。
分かってたんじゃなく、
確実に「分かってない」んだ。
「露点」がいったい何者なのかを。
そして認めたくないんだ。
「分かっていなかった」という事実を。
僕は「エヴァンゲリオン」というワードは知っている。
しかし内容は全く知らない。
絵を見せられてこれは何ですか?とたずねられれば
「エヴァンゲリオンです!」と答えることはできる。
この状態と同じだ。
ちょうど昨日こんな話をしたので書いておきます。
お前らが今やっている勉強の目的はなんだ?
空欄を埋めることか?
○か✖かで喜ぶことか?
そうじゃないだろ?
合格するためにやってるんだろ?
それなら理解をしろよ。
今書いた言葉が何なのか。
分からないなら質問しろよ。
納得するまで説明してやるから。
間違いを指摘されることから逃げているようでは
いつまでたってもできるようにはなりません。
テスト前にどれだけ間違いをさらすことができるのか、
どれだけ修正できるのか、
予習ベースでやって間違わないわけがないんだから、
どんどん間違えば良い。
そうやって間違いに気づいて直していけば良い。
テストまでにどれだけ間違うことができるのか、
それで次のテストの点数は決まります。
ま、こんなことは教室に毎日来る子は何度も言われてることなんですけどね。
そういう意味でも毎日来ている子は伸びます。
聞く耳を持っていればね。
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