仕事でも勉強でもスポーツでも
成果の出し方で一つ答えを上げるとしたら、
「成果＝生産性×時間」
この公式が当てはまります。
どんなに才能があっても、
どんな天才でも、
どんなの優秀な人でも
時間をかけないと大したものは出来上がりません。
例えば、
野球選手のイチローは
子供の時からとにかく毎日練習していたそうです。
キャッチボールから始め、そこから遠投へ、
そのあとピッチングをし、そのあとにバッティング練習200球。
それから各ポジションでのノック。
さらにバッティングセンターで5ゲーム以上のバッティングだそうです。
野球を知らない人からするとこれがそもそもどんな練習かわからないと思いますが、
ざっくりどれくらい時間がかかるかというと、
キャッチボール、遠投、ピッチングこの3つで早くても1時間半。
バッティング200球で1時間半。
ノックで2時間、バッティングセンターで2時間というくらいだと思います。
ということは、全部で「1時間半+1時間半+2時間+2時間」ということになるので、
7時間もの練習をしていたことになります。
これ、小学生ですからね。
これに付き合うお父さんもすごいと思いますけど、
あんなに才能を持っている、天才と言われる人でも
小学生の時からこれほどまでに練習していたわけです。
だからあれほどの大打者になったわけです。
イチローはまたこんなことも言っています。
「合理的になるには無駄なことをたくさんしないとダメ」
「無駄な過去はない。失敗がないと深みがない。遠回りが一番の近道」
要するに効率を求めると本当の効率の良さはわからないということです。
たくさん無駄と思えることでもやっていくことで、
その無駄だったと思えることがプラスになるわけです。
無駄かどうかというのは、その人の後ろ向きな考え方がそうしているだけで、
前向きな考え方の人はどんなに周りが無駄なことだと思っていても
自分にどのようにプラスに活かしていくか考えているわけです。
もう一つ例を挙げてみます。
僕はこのように毎日ここに文章を書いています。
もともと作文や小論文は得意な方ですが、
毎日書くことで今までの3年以上膨大な時間をかけています。
さて、そういう僕と、中学生の作文の才能あふれる生徒。
どちらが作文を書くのが早く完成度が高いでしょうか？？
やるまでもなく結果は明らかです。
中学生でも才能があると感じる生徒はいます。
しかしそれを磨いていかないと力を発揮はできません。
ここまで読んでいくとわかると思いますが、
この公式での「生産性」というのはその人の能力のことです。
能力があろうとも、それを磨く時間をかけなければ大したものはできないということです。
仕事でも同じです。
「プレゼン資料を作る」という仕事をしたとして、
いつもプレゼンをするエースのような人でも、
時間がたったの30分しかなく、その時間で2時間のプレゼンを作れと言われると
当然中身が薄かったり、ミスが起きたりします。
だから「時間」というものはとても重要なわけです。
栄進研は毎日通える塾です。
今後栄晟会も完成すると、
そこに上がれる生徒は週7の生徒に限っていることからもわかるように、
時間を重要視しています。
部活や習い事もあり、
小学生もいるため、
週3コースや週5コースもありますが、
一番力を入れているのは週7コースです。
もともと週7コースしかない塾でしたし、
そこにはうちの理念が詰まっていますから。
今、週3の生徒でも週7に変更すれば栄晟会に入る可能性は生まれます。
定員は8人なので、それ以上は無理ですけども。
今のところ5人に声をかけるつもりです。
栄進研も今まで通りに運営していきます。
何か変わることはありません。
教室で「能力×時間」をこれでもかと追究して、
最大限の成果を上げていきましょう。
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