皆さん、自転車には乗れますよね。
では、自転車に乗っているとき、
おそらく、そんな人はいません。
少し強く漕いでスピードを出したら、そのあとは惰性で進む。
また必要なところで漕ぐ。
これの繰り返しです。
実は、授業というものはこの「最初に強く漕ぐ部分」
授業で一気に理解を進め、方向性を示す。
そして、そのあとは生徒自身が前に進んでいく。
これが理想的な形です。
勘違いしてはいけないのは、
勉強そのものは惰性では進まないということです。
成績が良い生徒ほど、
誰かに言われなくても勝手に勉強しています。
自分で考え、自分で手を動かし、前に進む。
だから伸びる。
逆に、手をかけ続けないといけない生徒は、
そもそも「自分で進む力」が足りていません。
高校は、中学生が思っている以上に厳しい場所です。
中学と決定的に違うのは、
学力が近い生徒同士が集まるという点です。
中学で上位だった生徒が、高校に行った途端に最下位になる。
偏差値70だった生徒が、人生で初めてビリを経験する。
そんなことは普通に起こります。
そこで必要になるのが
自分で勉強できる力＝自学力です。
「もっと授業を増やしてください」
正直に言えば、逆効果になることも多い。
授業が増えるほど、
「自分で考えて勉強する時間」が削られていくからです。
自分で勉強できない限り、
どんな高校に行っても、
たとえランクを下げても、
成績は必ず下がります。
上位にいられるのは最初だけです。
本来なら、
中学2年生までに必要な授業は終わらせ、
3年生は自分の計画で勉強する。
これが一番効率が良い。
授業の時間があることで、
せっかく集中していた自分の勉強を中断させられる。
それがどれほどもったいないか、
本当に自学力がある生徒ほどよく分かっています。
勉強でも、仕事でも、人生でも、
成功する人に共通しているのはこの3つです。
1．自分で勉強できる力がある
2．何があっても継続できる
3．絶対にやり切るという推進力がある
これだけです。
だからこそ、
栄進研の月謝は「授業料」ではありません。
自学力を育て、
自分で進める人間をつくるための環境そのものです。
授業はあくまで手段。
主役は、生徒自身。
このことを理解できるかどうかで、
その後の成績も、人生も、大きく変わっていきます。
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