特に数学ですが、
公式がこれだからこうやるというのは
暗記すればだれでもできるので
答えることができます。
例えば三角形の面積は
底辺×高さ÷2
これは90%以上の中学生が答えられるものです。
しかし、
この公式を使わずに面積を出してみろと言うと
途端にできなくなる。
公式を使わずにと言うと語弊があるんですが、
たどり着く先は結局公式になるので、
公式の意味を答えることができないという事ですね。
面積の公式だけではなく、
分数とは何か、
割り算とは何か、
方程式とは何か、
そういったことを説明できる生徒がほとんどいない。
だから少しひねられると一気に分からなくなり、
質問されても意味が分からなくなる。
ものすごい簡単なことを聞かれているのにもかかわらず、
難しいと思い込んでいるので
思考も止まり、
何も答えられなくなる。
特に多いのが、
図形、割合、比、関数あたり。
関数と言っても小学生の比例反比例のレベルです。
だから全て小学生の範囲です。
特に割合のイメージが付かない中学生は多い。
何かの数字の18%が270円です。
元の数はいくつ?
こういう問題ができないんです。
よく問題では「定価」の問題で出ます。
いくらかで仕入れた商品を、
原価の20%の利益が付くように○○円で売りました。
原価はいくらですか?みたいなやつ。
分数で割ればいいんですけど、
それでしか覚えてないからできないんでしょうね。
分数で割る理由が分かってないんです。
で、考えたこともないから、
説明されても、
は?????
みたいになるわけですね。
ちゃんと理由を知りましょうね。
何故そうなるのかを考えないと。
その根本が分かれば
どんな問題でも解けるようになるし、
どんな問題でも挑戦してみようという気持ちになれます。
だから概念を知ることは重要なんです。
全てに疑問を持ってください。
その疑問を解消していってください。
それが賢くなる近道ですね。
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