先にはっきりと言っておきます。
点数が下がってきたから塾を探し始めているようではもう遅い。
目に見えて点数が下がってきているというのは
その単元よりも前の部分から
なんとなくわからない部分が増えていたということです。
この「なんとなく」というのが肝です。
分かっていない原因が全く分かっていない。
それが致命的だということです。
「自分の苦手な部分が分かれば勉強の8割が終わる」
と言い続けていますが、
それは自分の分からないところが分かれば、
当然そこをわかるようにするだけで点数が上がるからです。
だから自分が分かっていないところを正確に見極めることが
最も重要で最も時間がかかることになります。
ここで大事なことは分からない部分をどこまで細かく見ていくかということです。
苦手な部分は分かるけど点数が上がらないという人は
その苦手な部分がわかった風なだけで、
本質わかっていません。
例えば、
「数学が苦手だから数学を頑張る」
これで点数が上がるとお思いですか?
これは全く上がりません。
数学が苦手かどうかなのは、
点数を見れば幼稚園児でもわかるからです。
では、いったい何を頑張るのでしょうか?
どこを頑張るのでしょうか?
どれくらい頑張るのでしょうか?
どこまで頑張るのでしょうか?
何をしたら頑張るというのでしょうか?
どこまでやれば頑張ったと言えるのでしょうか?
それらすべてが足りません。
「頑張る」というのは
そもそも基準がその人にあります。
自分で自分のことを頑張っているという人はそもそも信用ならない。
「頑張る」というのは第三者が決めることです。
「あの人頑張っているよね」
とか
「あの頑張りはすごいよね」
とか
そうやって他人があなたが頑張っているかどうかを決めているわけです。
だから「自分は頑張っている!」という人ほど信用できないということになります。
もしかすると、
皆さんが全力で頑張っていると言ったものが、
誰かの通常の作業レベルなのかもしれません。
「頑張る」とは曖昧なもので、
目標にしてはいけないものです。
しかし、自分よりも頑張ている人を見ることは出来ます。
それが学校では見えづらいのですが、
塾ではよく見えます。
学校は足並みをそろえさせようとしますが、
塾はそうではない。
塾は頑張っている生徒に力をより注ぎます。
厳しいことを言うと、
響かない鐘をいつまでも叩き続けない。
ここでいう「響かない鐘」というのは
やれと言ったことをやらない生徒です。
こちらがやれと言ったことをやっているけどうまくいかない生徒は
こちらもやれるように補助します。
やろうともしない生徒は・・・。
言う意味があるんでしょうか??
暖簾に腕押し
糠に釘
馬の耳に念仏
何なら
豚に真珠
猫に小判
です。
こちらから見て頑張っている生徒に尽力していくのは
至極当然のお話です。
皆さんが無機物に話しかけたくないように、
反応がない者に話をしてくれるほど
世の中甘くない。
栄進研はもとよりこのスタンスです。
だから厳しいと言われるわけです。
その中でもやる気を見せてくれる生徒だけに来てほしいわけです。
塾はやる気を出させる所ではありません。
やる気を伸ばすことろではあります。
点数が下がってきているということは
やる気も下がってきています。
それから塾を探し始めて、
塾が決まるころにはもっとやる気も点数も下がっています。
だから点数が下がる前に行かないと。
点数が下がる前に自分よりももっと「頑張っている人」を見て、
自分が頑張っていると思っていたレベルを修正しないと。
それしきで「頑張っている」と思っているから点数が下がるんですから。
もう少ししたらまたテストが始まります。
その時に点数が下がったと感じてから探し始めても遅いんです。
テストが始まる前に、
テスト前に勉強している生徒を見ることが大事です。
他の生徒がどれだけやっているのか。
自分がどれだけやっていなかったのか。
大体、成績上位者のご家庭は
こういう情報をすぐに手に入れることはもちろん、
そのあとの行動までの速さも他の人とは違います。
だから成績が上位なんです。
成績が伸び悩んでいる人々は
この行動をしない。
その差は歴然です。
さて、皆さんは行動するでしょうか?
別にどの塾でも良いと思います。
テスト前に塾を探してさっさと勉強を始めるのか、
それとも新人戦だからと後回しにして行動に移せないのか。
自分で頑張りますと耳触りの良い言葉で逃げるのか。
その行動で行く高校や、行く大学が変わります。
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