もちろん学習塾に行こうと思ったときは、
こうなりたいという希望があるはずです。
当然成績を上げたいというのもあるでしょうし、
志望校に合格したいというのもあるでしょうし、
この科目の点数を何とかしたいというのもあると思います。
もちろん塾側もそれを叶えるために尽力するわけですが、
そこの理想と現実には大きな差があります。
それを示したのが下のグラフです。
黒い線が理想の線、
赤い線が実際の線です。
横線が時間を表していて、
縦線が成績を表しています。
学習塾に行こうと思った場合、
入ってすぐに成績が伸びていって、
直線的にアップするイメージの方が多いですが、
実際の成績アップの線は赤線のような曲線です。
なかなか成績が上がらない状況が続いて、
ある時じわじわっと伸び始めていくものです。
大体早くてもそこまでに3か月。
3か月で成績を伸ばそうと思うと、
結構鬼スケジュールをこなさなければできません。
平均して1年はかかると思った方が良いわけです。
これにはちゃんとした理由があります。
まず学習塾に入ったときの状態は、
自分の弱点もわからなければ、得意分野もわかっていない場合が多いわけです。
弱点も点数が取れていない科目をなんとなく弱点だと思い、
得意分野も点数が取れている分野をなんとなく得意だと思っている。
それでは成績が上がらない。
まず初めに弱点い目がいっている時点で伸びにくい。
まずは得意科目を明確にする事。
その科目を誰にも負けないくらいにしてから
苦手科目に手を付ける。
そこで問題なのは、
得意科目の何が得意で、何が足りていないのかです。
それが簡単には見えないわけです。
その分析に時間がかかります。
そして分析が終わったらその基礎となる部分から鍛えなおさなければならない。
その鍛えなおす部分がどこにあるのかでかかる時間が変わります。
また数学を鍛えようとしたとしても、
原因が国語にある場合もあります。
そうすると国語を鍛えてからという話になります。
さらにさまざまな環境が問題の場合もあります。
生活習慣とか、友達関係とか、
そういうもので成績が伸びにくくなっている場合もあります。
それらすべてを除去しないと伸びていかない場合もある。
だから時間がかかるんです。
そしてそれらの知識が全てつながったときに、
一気に爆発したりします。
皆さんその爆発する前に諦めている。
いつ爆発するかなんてわかりませんが、
愚直に勉強していれば必ずやってきます。
それまでに諦めて勉強を辞めてはいけないわけです。
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