この時期になると学校で面談とか
塾で面談とか、
その他のところで「受験」の話が出やすくなる。
すると必ず出てくるのが
ランク下げの誘惑。
昔は違ったが、
学校の先生は基本的に必ず合格するところしか勧めてこない。
石橋をこれでもかというほどに叩いて、
さらに鉄筋で補強したような橋しかわたらせない。
僕が中学生の時には
高い目標を持てとか、
勝負しろとか言われたものだが、
今は言葉を選ばずに言うとモンスターペアレントの影響で
必ず合格するところしか言えないというものあるし、
そもそも学校の先生が熱を持っていない場合もある。
先生がやってみろと言う学校に落ちたじゃないですか!
どうしてくれるんですか!
という親が一定数いるのは確かではある。
代わりに受けたならわかるが、
生徒本人が受けている以上、そんなこと言われても困るのだが。
もう一つはそもそもゆとり世代の人が先生になっている時代だ。
競争心がもともと低い。
自分が勝負をしてきていない人生だから
生徒にも勝負することを勧められない。
要は熱を持っていないわけだ。
だからこの時期になると直近の成績と内申点だけ見て
これは難しいですね~と言ってしまう。
この先の伸びを見ていない。
今その生徒がどんな勉強をしていて、
その勉強がいつごろに開花して、
それをもとにどれだけ伸びるのか。
それを見ようとすらしていない。
実際の生徒の偏差値よりも
10近く下の高校を平気で勧めてくる。
なぜそれを真に受けるんですか?
知らないからでは済まない話です。
いいですか?
受験する学校なんて直前まで志望校であるべきです。
別に直前でいくらでも変更できるんですから。
ぎりぎりまで足掻いて、
努力して、机にかじりついて、
そこまでやってみて最終的な願書を出すときに
考えればいいだけの話です。
大学受験もそうです。
そもそも大学はいくつも受けることができるので、
志望校と、第二志望と、第三志望をちゃんと見定めるべきです。
第一志望を下げる必要なんてない。
周りは無責任にランクを下げることを提案してきます。
何も知らないのにです。
ランクを下げる提案をされ続ければ
生徒はランクを下げないといけないのかと思います。
まだ15歳とか18歳なんですから。
何故、周りの大人がその希望を摘み取るんですか。
最後まで突き進ませないんですか。
本人が行きたいと言っている物を
どうして全力で応援しないんですか。
どうして対策を本気で考えないでダメになることしか考えないんですか。
行きたいと思うのであれば死ぬ気でやるだけのこと。
どうしても行きたいのであれば必死にやるだけのこと。
後4か月もないんですよ?!って言いますが、
だから何ですか?
その4か月でその生徒は伸びないと決めるってことですか?
だから伸びないんですよ。
生徒を信じるんですよ。
必ず伸びてくれると。
少なくとも僕は生徒を信じています。
彼らは伸びてきてくれます。
必ず。
これができなくなったら塾なんて即刻閉鎖します。
栄進研で勉強している生徒は一人残らず自慢の生徒ですから。
そう言えるまでにたたきあげるだけです。
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