ある先生がこんな言葉を紹介していました。
「教科書に学び、人に学び、希望を持ち続け、自分を信じ、
必要なことを精一杯、必要なだけやり続けること」
確かにその通りです。
受験に向かう姿勢として、
これ以上ないほど正しく、
しかし、私はこの言葉を見たときに、
どうしても一つだけ付け加えたいことがありました。
■「必要なこと」だけでは、人は強くなれない
文章の中にある “必要なことを必要なだけやる” という部分。
この言い回しは、実は解釈が分かれます。
必要なことだけやればいい
必要なことの中には“回り道”も含まれている
私は、後者だと思っています。
勉強は確かに効率を求めるべきですが、
効率だけを追い続けると、人は弱くなる。
これが私の考えです。
■子どもにとって“回り道”は、実は宝物になる
遊ぶ経験、ケンカする経験、
サボって怒られる経験、
努力したのにうまくいかない経験、
逆に頑張って結果が出た経験。
大人から見れば「無駄」に思えるようなことも、
子どもにとってはすべて“人生の材料”です。
そしてその材料が揃っていくことで、
受験のときに必要になる
粘り強さ・切り替え・精神力・判断力 が育ちます。
勉強だけで合格するわけではありません。
人としての厚みが、最後の1点をつかみにいく力になるのです。
■とはいえ、「今」やるべき回り道と、 やってはいけない回り道がある
もちろん、今は受験直前。
この時期に遊び歩いていたら、それはただの逃げです。
回り道には“適切な時期”があります。
小学生のうちや中1〜中2のうち、
この辺りで経験しておくべきことが、確実に存在します。
勉強をサボって怒られる経験
友達と本気で遊ぶ経験
他の生徒を見て「自分もやろう」と思う経験
反抗して失敗する経験
こういう「失敗の積み重ね」が、
中3・高3での“本気”を支える土台になります。
■必要なのは、一直線の努力ではなく「深みのある努力」
最初に紹介した文章は本当に素晴らしい。
私も大賛成です。
ただし、栄進研としてはこう言い換えたい。
★ 栄進研バージョン ★
教科書に学び、人に学び、
努力することで希望を持ち続け、
努力を重ねることで自分を信じ、
時には回り道もしながら、
必要なことを一心不乱に、
“自信を持てるところまで”やり続けること。
■回り道したことのない人は、強くなれない
受験において、最後の最後で勝つのは、
「一直線に頑張れた子」ではありません。
経験がある子
挫折を知っている子
それでも立ち上がった子
回り道をしながら、自分のやり方を見つけてきた子
このタイプが、伸びきります。
回り道の経験のない生徒は、
壁にぶつかった瞬間に折れます。
粘れません。
耐えられません。
だから私は、あえて言います。
必要な努力をするだけでは、まだ“弱い”。
回り道を知っていてこそ、本当に強い。
■まとめ
受験生は今、真正面の努力に集中すべき時期です。
ですが、その努力を支える“土台”は、
それまでの回り道が作ってきたものです。
効率だけを追い続けた人は、最後に負けます。
経験という回り道も含めてこそ、
人は本当に強くなれるのです。
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