いろいろな勉強の方法が出回っていて、
何が正しくて何が間違っているのか
正直塾で働いている人でもない限りわからないですよね。
塾で働いていても、今まで正しいと思われていた勉強方法を疑ったりもしますから、
それ以外の人たちは普通に仕事もしているわけですし、
なかなかそういうことを考え抜く時間がないのでよりわからないと思います。
ただ、唯一と言っていいほどに大正解なものが一つあります。
それが「早く始めること」です。
何も早く塾に行けと言っているわけではありません。
早く勉強をしろという話です。
塾に行かなくても勉強はできます。
今ならYouTubeなどで無料で授業を配信しているところもあります。
それを見て、自分でテキストを用意して勉強することくらいはできます。
これの問題は授業が一方方向なので、
生徒が分かったかどうかなんてお構いなしという部分です。
自分でわからないということを自覚して、
何度もその部分を繰り返し見れる生徒には良いかもしれませんが、
それができるのは偏差値帯でいうと65以上でしょう。
なぜいつも偏差値帯で話すのかというと、
「それ」ができるからその偏差値だからです。
ちゃんと解説を読めるから偏差値65以上になるわけですし、
ちゃんとわからないと自覚できるから偏差値65以上になるわけですし、
ちゃんと解説に対して疑問を持てるから偏差値65以上になるわけです。
実は偏差値67あたりに一つの壁があります。
偏差値65までは行くけど、68以上にはなかなか行けない。
その壁を突破するためには、基礎の大切さがわかってないと無理です。
とにかく基礎を徹底的に磨いてそれを土台にして問題の概念を知ることができれば
偏差値68以上でも70以上でも行けます。
ここが難しいところで、
決して応用問題をたくさん解くから偏差値70になるわけではないんです。
65以上になるとある程度自分の勉強に自信も持ちますから、
基礎やる必要性を感じなくなる生徒もいます。
それがそこから転落していく原因とも知らずに。。。
ま、今回はその話は置いといて、
何をするにしてもほかの人よりも早く始めることが重要です。
一番簡単なたとえがやはり50m走です。
50m走は一斉にスタートしてその速さを競いますが、
もしそれをほかの人よりも3秒でも早く走り始めたらどうでしょう?
だいたいの人は1位になれるはずです。
50mは大体遅くても9秒くらいで走れるので、
その中で3秒も早くスタートすれば、6秒を切るくらいの人以外には勝てます。
そんなことをしたら50m走としては反則ですが、
これが勉強だとほめられることなんです。
中学生に上がる前に中学1年生の勉強をやっておくと考えれば
完全なフライングですが、予習すること自体は褒められますよね!
勿論それまでの復習をしなくても良いという話ではなくて、
復習もしっかりやるんです。
だからここに計画性が必要ということになるんです。
復習に1時間かけて、予習に30分でもいいんです。
この先何をやるかを知ることがどれだけ大切なことか。
でもその先のことをやるために、今までやってきたことが基礎知識として必要になるので、
しっかりと基礎を作りながら、先のことを少しだけ見に行く感じです。
復習に2時間かけて、予習に1時間でもいいですし、
復習に1時間で予習に2時間でももちろんかまいません。
ただここに計画性が必要であるということです。
自分は今までのところで何ができていないのかを知り、
その出来ていないところをできるようにしていくのが復習。
自分はこの先何を得意としたいのかを見て、
その得意になりたいものを先に知っておくことが予習。
そのバランスをとることが計画性。
そうやってほかの人が遊んでいるときに勉強を始めることで
ほかの生徒との差を広げることができるというのは
想像することが非常に簡単だと思います。
いつも言いますが栄進研の基本理念は
【先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人の制せらるる所と為る】
【彼を知り己を知れば百戦殆ふからず】
この2つです。
早く始めろ
自分を知れ
相手を知れ
ということですね。
そしたらまず負けることはありません。
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
全国の敏腕塾長が集まり本を出版します!
本では語りつくせなかったことや、本の内容をもっと知りたいなどの質問を受け付ける
オープンチャット「全国敏腕塾長に質問!」も用意しております。