期限がある戦い~中学生~

生まれてから初めて「差」を痛感するのが中学生です。

 

小学生のうちは通知表といっても「よくできます」などのあいまいな表現であり、

 

テストも普通にやていれば80点は取れます。

 

そこに差はあまりないというか、

 

差を認識できない状態で卒業します。

 

本来は小学生のテストで100点でも、

 

その100点の中にも差があるんですけどね。

 

それはさておき、

 

中学になると80点は取れなくなります。

 

小学生の時にいつも100点だった子が

 

60点になったりします。

 

そしてその点数で順位がつけられます。

 

初めて明確に自分の位置を知ることになるわけです。

 

通知表も5段階でつけられるため、

 

リアルに自分のできなさが浮き彫りになります。

 

友達の順位を知ったり、点数を知ったり、内申を知ることで

 

自分との差を痛感します。

 

そしてその差は小学生の時よりも取り戻せなくなる。

 

さらに学年が上がり、中3にもなれば

 

その差は歴然となる。

 

偏差値40と50には大きな壁のようなものがある。

 

当然偏差値50と60の間にも壁はあり、

 

偏差値60と65にはより大きな壁がある。

 

その差を埋めようとすると、小学生からの基礎が必要になる。

 

ということは、小学1年生から中学3年生までの9年分をやり直さなければいけない。

 

単純に計算して追いつくことは不可能ではないが、

 

相当なハードルであることは間違いない。

 

単純に9年分勉強するのではなく、

 

学年が上がるほどに1年で勉強する量も難易度も飛躍的に上がるため、

 

取り戻しは利かなくなる。

 

そして必ず訪れる「高校受験」

 

この高校受験という期限までに

 

自分ができる最大の学力に持って行かなければいけない。

 

ということは中学入学は小学生のゴールではなく、

 

中学生のスタートでしかないことになる。

 

中学には年に5回のテストがあり、

 

そのテストまでの期間も期限となる。

 

1学期中間までの期限にどれだけその期間に勉強したことを身に付けられたか。

 

その点数が内申点となる。

 

各期限までにどれだけ努力をしたのかを数値化したものが内申点となるわけ。

 

毎回の期限までをどのように過ごすのか、

 

それが重要になってくるのは言うまでもない。

 

その延長線上にあるのが高校入試。

 

そこで気になってくるのが高校の選び方である。

 

これに関しても考え方はおそらく中学生の逆の発想になる。

 

今の学力からどこに行けるのかを考えている時点で相当な愚か者だ。

 

入試というか、願書を出す直前までが期限なので、

 

その期限までに最大の偏差値にしておくことで、

 

その偏差値の高校に決めれば良いだけである。

 

だからいつも志望校を聞かれたときには

 

自分がいける最大偏差値の高校を言うべき。

 

草加市に住んでいるのであれば「春日部高校」といえば良い。

 

女の子は「越谷北高校」と言えば良いのである。

 

願書を出す直前までそこの学力にこだわって、

 

直前まで高めた学力で最終決定すれば良いだけ。

 

ぎりぎりの最後まで

 

自分史上最高学力を目指すべきである。

 

逆もしかりで、

 

期限までに学力を上げられなかった場合、

 

その偏差値帯の高校にしか行けなくなる。

 

そこからの大逆転はまず不可能だというのは前述した通り。

 

学年が上がれば上がるほどに

 

挽回するのは困難になるのは当然のことだ。

 

高校入試という期限までに、自分史上最大学力まで持って行く、

 

そして入試問題を解くという決められた時間内に

 

その時の学力でとれる最大の点数をたたき出す。

 

それが高校入試というものだ。

 

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