これは基準の話にもなります。
というか、基準の話です。
自分がその問題をできるかどうかを判断する力のことです。
多くの生徒はできると言ってもできません。
塾の中でよく言われることです。
「生徒のできるは信じてはいけない」
そもそも塾の講師が
「この問題できる?」と聞くこと自体ズレてはいるんですが、
それに対して「できる」という会話がもう・・・。
問いかけも間違っているし、その答えもほとんどの場合正しくはない。
ほんとにできる生徒というのは、
どれだけできていても不安だと答えるものです。
できると言った生徒ができたことを見たことがありません。
特に基礎に関してです。
このくらいの問題ならできると言ったりしていますが、
それで本当にできた生徒はいません。
そもそもテストには時間制限があるので、
その制限した時間内に答えられない時点でまだまだ精度が低いということです。
栄進研の小テストはまさにこれです。
たまに時間さえあればできるという生徒いますが、
本番のテストでも同じセリフを言うのでしょうかね?
「テストというものは制限時間内に自己最大の火力を出すゲームである」
「制限時間内に」なんですよね。
制限時間がないテストは今のところ存在しないので、
時間内にできるようにしないといけないわけです。
で、その時間内にできていない時点で実力不足なわけです。
そういういろいろなシーンを想定して
「できる」「できない」の判断をしなければいけません。
「まぁ大体できるからできる」とするのがほとんどの生徒の頭の中です。
大体できる???
大体とは?
人によって違う物差しで測るものではない。
「普通」も同じです。
Aさんの普通とBさんの普通は違う。
同じくAさんの大体とBさんの大体も違う。
それが基準になるわけです。
その基準も人ぞれぞれ。
基準が高い人はやはり高い偏差値になります。
飽くなき追究とでもいいますか、
ちょっとやそっとできるようになったくらいで
「俺、できる!」
とは言わないんですよね。
すぐにできるという生徒は本当に伸びない・・・。
そりゃ当然伸びませんよね。
だってできると思っちゃってるんだもの。
大してできないのに。
それの基準が基礎問題とかにあったりするともう・・・。
基礎ができるので応用だけやらせてくださいという生徒で
本当に偏差値が70くらいになった生徒を
ただの一人も見たことがありません。
これ本当なんですよ。
自分を正確に知ることです。
自分に下駄を履かせないことです。
「下駄をはかせる」は調べてくださいね。
自分を正確に知り、敵(テスト)を正確に知ることで
入試に負けることはありません。
何かの基準が足りないから負けるわけです。
【彼を知り己を知れば百戦殆ふからず】
本当にこれなんですよ。
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