中学古文と高校古文

中学校から「古典」というものを勉強します。

 

古文や漢文のことです。

 

昔の人が書いたものを読み、

 

内容を理解するというお勉強です。

 

日本の古文では清少納言や紫式部、

 

中国の漢文では孔子や杜甫などが有名です。

 

なぜそれを勉強するのかというのは

 

「温故知新」を調べてください。

 

まさにこれですから。

 

で、ここからが本題です。

 

中学の古典は正直、お遊びのようなレベルです。

 

「古典にはこんなものがあるんですよ~」という紹介くらいのレベルです。

 

それが高校に行くといきなり文法から始まります。

 

動詞とは何か、助動詞とは何か、形容詞とは何か。

 

動詞の活用はどのように活用させるのか、

 

形容詞の活用は、助動詞の接続は、などなど。

 

中学上がりの高校1年生に、

 

跳び箱で言うと3段くらいを飛んでいたものが、

 

急に20段の跳び箱を目の前に出されて、

 

ほらこんなもの飛んで当たり前だぞ!と言われるような感覚です。

 

これを何の準備もなしに高校いくと、当然面喰います。

 

高1の春にやる勉強は、「動詞の活用から」です。

 

そもそも動詞すらいまいちわかっていない高校生が、

 

急に動詞の活用をやり、しかも現代文ではない古文でやらないといけない。

 

現代文の動詞の活用は中学の時に勉強しますが、

 

そもそもそれをあまり理解していない生徒もいるので、

 

現代文も古文も両方爆死します。

 

知っている人からするとものすごく簡単なものです。

 

知らない人からすると、ナニコレ?案件です。

 

例えば「得」という単語で考えても、

 

現代文だとこれは「える」ですが、

 

古典だと「う」です。

 

これがまた気持ち悪いという印象になる。

 

いつも使っている言葉とは違う言葉なので

 

スッと入ってこないんです。

 

だから準備が必要です。

 

今までのあたりまえが古典では通じない。

 

現代文の「慣れ」をそのまま持ち込むので、

 

なぜ間違ったのかもわからない。

 

そういうレベルに突入するわけです。

 

教えることは簡単です。

 

実際にやっていることは全く難しくはありませんから。

 

ただ、教わってからそれを呼吸するのと同じレベルにまで引き上げないといけない。

 

動詞の活用は出来て当然だし、

 

助動詞の一覧は暗記して当たり前だし、

 

ひらがなで書かれている単語を漢字に直すこともできないといけない。

 

古典を知らないと、まずこのレベルがどのレベルなのかを知らない。

 

だからうまくいかない。

 

一生懸命古文単語覚えました!

 

って言いますが、そんなのあたりまえのことです。

 

英語にも共通して言えることですが、

 

単語覚えるなんて、その学問を勉強するうえで普通過ぎます。

 

やって当然。

 

しかし中学では覚えたことを褒められてします。

 

中学の英語も古典も単語覚えれば何とかなりますしね。

 

高校は何ともならないんです。

 

というか本当に覚えるのが入口です。

 

動詞の活用もできない高3は大学なんてもってのほかですし、

 

助動詞の一覧を暗記していないなんて、竹やりで戦車突撃と何ら変わりません。

 

その基準を知ることができるというのが塾の良い所。

 

1人でやっていたってそんなの分かりませんし。

 

高校に行けばより専門性が高くなるので、

 

科目ごとに分かれていない塾では太刀打ちできませんしね。

 

幸いなことに栄進研は塾長がレアな科目ばかり得意なもので、

 

国語や公民(公共)の勉強を指導することが可能なわけです。

 

英語は中学の時から高校の基準で勉強してもらっているので

 

そこにギャップを感じないはずです。

 

他の塾の子たちはものすごいギャップを感じるでしょう。

 

精読なんてやりませんからね。

 

手がかかるので。

 

中学から高校に上がるときに必ず衝撃を受けます。

 

特に数学・英語・古典・理科系は中学とは別次元です。

 

社会は科目ごとに分かれてくれるので、勉強しにくいことは少ないと思いますが、

 

逆に何を選択すればいいのかが分からなくなります。

 

ちょっと他の科目とは別の悩みが出てきます。

 

そういう相談も受けるので特に心配はいりません。

 

3月30日に古典と英語の予習の仕方の講座を開きます。

 

参加は自由ですし、特に出欠も取りません。

 

そこにいる生徒でそれを聞きたい子に話します。

 

去年も話しましたが、それを忠実にやっている生徒は・・・。

 

本気で大学に行きたいならやってください。

 

合格するかどうかの差って本当にそこだけですから。

 

 

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