国語は「何とかなる科目」ではない

国語の伸ばし方が分からない

 

——そう言う生徒は非常に多い。

 

そもそも、国語ができていない自覚がない生徒も多い。

 

さらに厄介なのは、

 

「国語はなんとかなるでしょ」

 

という根拠のない甘えです。

 

残念ですが、国語は“なんとか”なりません。

 

むしろ、最も点数が上がるのに時間がかかる科目です。

 

短くて1年。長ければ3年。

 

それくらい腰を据えて取り組まないと本当の国語力は育ちません。

 

そして、この国語力こそが すべての教科を伸ばす土台 になります。

 

まずはこの前提を理解してください。

 

■ 定期テストの国語は“国語力”では測れない

 

定期テストなら、

 

教科書・ワーク・授業ノートを丸暗記すれば90点は簡単に取れます。

 

国語は定期テストに限れば、最も攻略しやすい科目です。

 

しかし、入試ではほぼ役に立ちません。

 

なぜか?

 

国語力が上がっていないからです。

 

入試の国語では、

 

初見の文章が2つ

 

さらに古典

 

広範囲からの漢字

 

文法問題

 

作文

 

これだけ出てくる。

 

暗記だけで太刀打ちできるはずがありません。

 

■ 国語力とは何か?

 

結局のところ、

 

国語力は次の3つで構成されます。

 

文法力

 

語彙力

 

文章構成力

 

この3つが揃って、

 

初めて国語の問題に立ち向かう“武器”になります。

 

そして、この3つをどう鍛えるか。

 

答えはシンプルで、

 

「会話」です。

 

■ 国語力は“毎日の会話”で鍛えられる

 

日本に住んでいる限り、

 

ほぼ全ての会話は日本語です。

 

日本語に触れない日なんてありません。

 

だからこそ、会話を意識することで国語力は飛躍的に伸びます。

 

会話には、

 

言葉選び

 

タイミング

 

表情

 

 

テンポ

 

ボキャブラリー

 

これらすべてが詰まっています。

 

これを普段の会話の中で訓練しない手はありません。

 

自分より言葉の使い方が上手い人の話し方を真似る。

 

別の場面で試してみる。

 

どう言えば伝わるかを考えて話す。

 

これを“毎日”積み重ねれば、

 

国語力は必ず伸びます。

 

■ 「そんなの疲れる」と思った人へ

 

そう思った時点で、

 

“相手があなたと会話することで疲れている可能性”を考えるべきです。

 

会話は相手あってこそ成り立つもの。

 

相手の気持ちを考えず、

 

考えないまま話す人は、国語力は伸びません。

 

相手が今何を求めているか

 

どの言い方が正しいのか

 

どのタイミングで話すべきか

 

これらを常に考える習慣こそが、

 

国語力そのものです。

 

■ 栄進研の結論

 

国語力を伸ばす最も確実で本質的な方法は、

 

日々の会話を意識すること。

 

教科書でもプリントでもなく、

 

“日常”そのものが国語の練習場です。

 

国語力は、今日のあなたの話し方から変わり始めます。

 

ぜひ意識してみてください。

 

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