国語の中でも点数がはっきりと分かれてしまうのが
実は小説文です。
なぜか。
小説に感情移入してしまうからというのもありますが、
そもそも小説を読んで、
それがプラスの感情なのか、マイナスの感情なのかを読み取れないからなんです。
それを少し解説していきます。
・小説の流れ
・出題される場所
・プラスかマイナスか
小説の流れ
まず小説というのはほとんどが、
いや、全部と言っても良いくらいに同じ流れで話が進みます。
それが、
・原因事実
・感情の変化
・行動の変化
この流れです。
だからまずは何かの変化が起きる原因から話が始まり、
その事実の影響で感情が変化し、
感情が変化するから行動が変化する
というように話が展開されていきます。
何もないのに急に感情がかき乱されて、
突発的な行動に出るというような
サイコな小説は問題にはなりません。
そんな人近くに居たら怖いでしょ?
国語においては常識から外れたことは問題にならないんです。
だからまずこの流れがどこに当たるのかを探るように読まなければいけないということです。
それが小説の流れです。
出題される場所
そこを見る付ける方法ですが、
実はそれは問題にあります。
「傍線」が引かれているところでrす。
多くの場合、
最後の「行動の変化」のところに線が引かれていて、
「主人公がこのような行動をとった理由は何か、本文中から抜き出せ」
というような問題になっているわけです。
たまに逆もあります。
原因のところに線が引かれていて、
「このことから感情が変化した部分の最初と最後の5字を抜き出せ。(句読点を含む)」
といった問題とかです。
国語ではよく見る問題です。
だから国語は問題すらもヒントになっているということなんです。
そう考えると国語はとても簡単なんです。
プラスかマイナスか
しかしここで大きな落とし穴がやってきます。
国語はその問いに対して答えるべき部分を書かないと不正解になります。
そしてその答えるべき部分というのが
そこがプラスの感情かマイナスの感情かなんです。
それが今の中学生にはわからない。
例えば、
「泣く」という行動をとってみても、
それにはプラスのものもあれば、
マイナスのものもあります。
マイナスの「泣く」という行動は理解できると思いますが、
プラスの意味での「泣く」とは何があるか考えてみてください。
ここでパッと出る人は「泣く」という行動に関して理解できると思いますが、
ここで悩んで出てこない人は当然国語を解くうえでも理解できない。
これが国語のテストの時に起きているわけです。
もちろん「泣く」以外でもたくさんあります。
そういったプラスとマイナスのとらえ方が真逆になってしまうと、
当然回答も間違いになってしまう。
なぜこれが起きてしまうのか。
おそらく、、、
ネットでしょうね。
体験が少ない。
実際にモノを触って、
実際にその場に行って、
実際にやってみるということが、
昔の人々よりも圧倒的に少ない。
例えば、恋人の家に電話するとかですかね。
昔は恋人の家に電話する時ドキドキしましたよね。
今はスマホで一発本人につながる。
そういう経験がなさすぎるんです。
だからよくわからない。
今更それをやれと言っても不可能ですから、
せめて、漫画や映画などで疑似体験はしておくべきです。
・小説の流れ
・出題される場所
・プラスかマイナスか
これを捉えていくことで国語の点数は上がります。
普段使っている言葉を今一度考えなおしてみましょう。
「悔しい」という言葉にはいくつの感情が入っているのか考えてみたりしてください。
「優しい」という言葉にはどういう思いがあるのかを想像してみてください。
そうやって一つずつ考え直すことができれば、
きっと今後もっと国語が楽しくなります。
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