話し言葉と書き言葉

埼玉県の公立高校の入試には

 

確実に作文が出題されます。

 

しかも100点中12点もあります。

 

5年くらい前までは16点だったんですが、

 

さすがに配点を下げたようです。

 

作文と聞いてたくさんの生徒は嫌がるかもしれませんが、

 

入試の作文は得点源でしかありません。

 

ポイントを押さえることが出来れば誰でも得点できます。

 

そこで、特に気を付けるべき「話し言葉」について少し例を挙げていきます。

 

話し言葉を書いた時点で確実に減点ですから、

 

しっかりと対応して減点をなくしましょう。

 

 

【なので】

 

いちばん多く見かける言葉が、

 

「なので」です。

 

これは確実な話ことばで、減点対象です。

 

○○なので、~だ。

 

これだと大丈夫ですが、

 

○○だ。なので~だ。

 

これだと減点です。

 

「なので」を文頭で使ってはいけないわけです。

 

 

【いいと思う】

 

これもよく見かけます。

 

「良い」にすれば減点はないのですが、

 

「いい」にすると話し言葉に当たります。

 

書ける漢字はしっかりと漢字で書きましょう。

 

 

 

 

【ちゃんと】

 

これもダメです。

 

「きちんと」にしなければなりません。

 

ここで問題なのが「しっかりと」です。

 

これも準話し言葉扱いなので、

 

言い換えましょう。

 

 

【いろんな】

 

これも話し言葉です。

 

「色々な」や「様々な」を使いましょう。

 

それと同じように、

 

「あんな」「こんな」「こっち」「あっち」

 

これらもすべて話し言葉です。

 

要するに、小さい子供が良く使う言葉を作文で使ってはいけません。

 

 

 

 

【~じゃ/ちゃ】

 

例えば、

 

「私は○○じゃない。」

 

これは話し言葉です。

 

また、「食べちゃいけない」

 

これも話し言葉です。

 

「○○ではいけない」

 

に書き換えましょう。

 

「私は○○ではない」

「食べてはいけない」

 

これで大丈夫です。

 

 

今回は話し言葉の一部を紹介しました。

 

テストも終わったので作文の添削を始めます。

 

その添削の中でさらに修正して減点をなくしていきましょう。

 

 

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