6月から生徒に手帳を配布して
毎週提出してもらっています。
手帳ではその週のスケジュールや、
その週の目標、その振り返りなど、
色々なことを生徒が書いてきてくれます。
僕はそれに対してコメントを返し、
時には書いてある文章を添削し、
漢字も直し、助詞も直し、
提出した次の日には返却しています。
言わば、手帳で僕と直接話すような感じになっているということです。
前回チェック時に書いたコメントに対して
返事を書いてくれる生徒もいますし、
○○について先生はどう思いますか?と
質問してくれる生徒もいますし、
実際に手帳に書いてくれたことを
授業内で実現することもあります。
さらに手帳にはその子の性格が出ます。
今でも適当な生徒もいれば、
どんどん良くなってきている生徒もいる。
チェックしたコメントを読んでない奴もいるし、
書いたことに対してコメントをさらに書いてくる子もいる。
楽しんで書いている生徒もいるし、
やればいいんでしょ?というレベルの生徒もいる。
勉強のことしか書いてこない生徒もいるし、
家で起きた様々なことを書いてくれる生徒もいる。
やると決まった以上、
それを楽しまない事はもったいないわけです。
はっきり言って、学力に比例しています。
学力というか、伸び率に比例します。
これから伸びるであろう子は手帳もしっかりしています。
この子危ないなと思う子は手帳の内容もうす~~~~~~い。
昨日は苦手な科目をどうやったら集中して解けるのか?
という質問を別の紙に書いてまで質問してくれた生徒がいました。
だから真っ赤にして返しました。
こんなことして見ると良いよというものを
空白になっている部分に書きまくって返しています。
それでも足りないので、今度直接話してみようと思っています。
また、この前夏休みの午前中にやったディベート会をまたやって欲しいというのもありました。
やりましょう!アレ、頭使うんでね!
どうやって相手の意見を否定せずにひっくり返すのか、
その日本語力が身に付けば国語の問題なんて楽勝です。
後は友達がベタベタしてくるっていう相談もありましたね。
これは面白かったので、昨日早速対処しました。
前回の手帳から劇的に変化してきた生徒もいましたね。
普段はあまり口数が多いタイプではないので、
心配はしていましたが、
昨日の手帳を見る限り、成績が伸びる兆しが見えましたね。
コメントをちゃんと読んでいる生徒は
どうやって手帳を活用すべきかを知っている。
何か面白いことを詰め込んでくる。
するとこちらもきっと今回も何か書いてあるだろうなと期待するようになる。
そして結果的にその生徒のことをもっと知り、
その対策を講じていく。
その生徒からすると塾がもっと過ごしやすくなっていく。
結局自分次第なんですよ。
自分次第で面白くもなればつまらなくもなるんです。
生徒が不安に思っていることを知ることができるし、
生徒がもっとやってみたいことを知ることができるし、
生徒の変化そのものを知ることも出来る。
手帳の導入はこれだけ見ても大成功なんです。
それをいまだに提出が遅れたり、
全く同じ内容を書いてみたり、
計画ほぼなしだったり。
無駄遣いですね。
時間も労力も塾も。
どうせ同じことをやるなら全力で。
どうせやらないといけないなら少しでも楽しく。
どうせやるならうまく活用する。
そう考えられる生徒が今後も伸びていき、
そう考えられない生徒はいつまでも何かのせいにするってことでしょうね。
手帳のチェックは正直大変ですが、
生徒の内面まですべて見えるすさまじいツールであることは
導入してはっきりとわかりました。
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