福沢諭吉の有名なお言葉は皆さんご存じかと思います。
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」
皆さんはここで止まっている人が多いかと思います。
しかしこの言葉には続きがあります。
一応、全文載せておきます。
「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ。
サレドモ今広クコノ人間世界ヲ見渡スニ、カシコキ人アリ、
オロカナル人アリ、貧シキモアリ、富メルモアリ、貴人モアリ、
下人モアリテ、ソノ有様雲ト泥トノ相違アルニ似タルハ何ゾヤ」
簡単に意味を書いておくと、
「天は人の上に人を作らずというけれど、実際には大きな差がある。
その差を生むのは学があるかどうかだ。だから勉強しろよ」
本当に要約して短くするとこういう意味です。
知ってました？
勉強しないから差が広がるって言っているんです。
そもそもですね、
生まれた瞬間に差があります。
それはわかりますか？
お金持ちの家に生まれれば生まれたとたんに資産を持っていますし、
国会議員の家に生まれれば二世議員になる可能性も出てきますしね。
そうやって生まれた瞬間に差があるんです。
その差をどうやって埋めるのかってことです。
勉強しかないんです。
勉強しかではないですね。
スポーツでもよいでしょう。
結局、努力なんですよ。
社会に出るまでにどれだけ努力できたのか。
努力したら必ず成功するとは言えませんし、
成功者が絶対に努力してきたかと言われればそういうわけでもないんですが、
差を埋めるためには努力しかありません。
遊びたい、楽したい、さぼりたい、そういう気持ちはわかります。
親としても、
子供に失敗させたくない、苦労させたくない、笑顔でいてほしい、そういう気持ちもわかります。
でもそれじゃあダメなんですよ。
若いうちに苦労させてください。
若いうちに失敗させてください。
若いうちに泣けるほどの努力をさせてください。
それがあるから社会に出てからうまくいくんです。
特に今は。
そこまでやらせなくても・・・
という親が多いのでね。
勝ち抜くのは昔より今の方が楽勝です。
多くが努力を回避する雑魚なので。
あとは自分がその雑魚にならなければ良いだけの話です。
自分の子をその雑魚にさせなければ良いだけの話です。
努力した末に失敗させるんです。
その経験があるだけで全然違ってきます。
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