謝辞完成

 

謝辞

 

寒い中にもやわらかな春の日差しを感じられる季節となりました。

昨年より続いている新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、日々気を抜けない大変な一年となりました。そんな中、卒園児の為、保護者のために心温まる卒園式を挙行していただき、ご準備頂いた先生方はじめ、関係するすべての皆様に厚くお礼申し上げます。

僭越ではございますが、保護者を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

 

この保育園ができてこれで二回目の卒園式となります。真新しい保育園に送っていき、目に涙をためて離れたがらない我が子に後ろ髪を引かれる想いで仕事に向かっていました。上手くやっていけるだろうか、友達はできただろうかと心配な気持ちでお迎えに行くと、こちらの心配をよそに先生や友達と楽しそうに遊んでいる姿がそこにあり、ほっとしたと同時にうれしく感じたのを今でも思い出します。

 

先生方が一人一人と丁寧に向き合ってくださったおかげで、子供たちも安心して過ごせるようになり、今では遅くお迎えに来てほしいと言うほどに成長しました。目に涙を浮かべて早くお迎えに来てと言っていた我が子はどこに行ったのでしょうか。見る影もありません。ずいぶんとたくましくなったものです。

 

運動会では2年連続の奇跡の大雨。絶対に先生の中に雨男か雨女がいると思いますが、犯人捜しは辞めておきます。その運動会でも子供はこんなにも成長するものかと毎回驚かせてくれます。運動会と卒園式で共通点を見つけたのですが、運動会で指揮をやった保護者はどうやら卒園式で謝辞を述べることになるみたいです。来年はこれで簡単に謝辞を言う保護者が決まることだと思います。

 

冬の発表会ではあの大人数の前で堂々とした発表。大きな声でちゃんと覚えたセリフを言える姿は立派なものでした。先生方の発表も昨年とは歴然の差がありました。そんなところでもある種の感動を覚えた貴重な発表会になりました。天気はもちろん雨。ちなみに去年は雪でした。今日は・・・晴れてますね。

 

また私たち保護者に対しても送り迎えの度に、子供の様子や、子育ての心配事など、子供を育てる上での大切なことを教えてくださいました。特に誰とは言いませんが、楽しい掛け合いをさせていただきました。それも良い思い出の一つです。来年もまだ下の子がいるのでこれは続きそうですね。

 

これから先、子供たちは小学生になり、新しい生活様式に変化していくと思います。この保育園で生活したことが財産になり、日常の楽しみを見出し、心豊かに育ってくれると信じております。

 

最後になりますが、草加あおぞら保育園の今後のますますの発展と、本日参列の全ての皆様の健康とご多幸を心から祈念致しまして、お礼の言葉とさせていただきます。

これまでお世話いただき、ありがとうございました。

 

令和三年三月二十七日保護者代表 一戸 栄作

 

 

果たして保育園の先生はこの謝辞にOKを出してくれるのだろうか。

 

個人的には謝辞の限界に挑戦したつもりです。

 

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