「磁石」って知ってますか？
S極とN極があって、
同じ方向を向くとくっつくんですが、
向き合うと反発するアレです。
これは非常に親子関係に似ているところがあって、
親が子供の方を向いて
口を出せば出すほどに
子供は反発するんですよね。
小さい子供も、親が先に歩いていけば
必死についてくるじゃないですか。
逃げれば追いかけてくるし、
追いかければ逃げていくんです。
そんなもんじゃないですかね？
逃げても追いかけてこないというかもしれませんが、
それはもう追いかけまくったからです。
普段追いかけてくる人が逃げたところで、
追いかけてこなくなったからラッキーと思うだけです。
鬼ごっこで鬼が自分から逃げていったら
ラッキーでしょ？
それと同じです。
だから口を出せば出すほどに、
手を貸せば貸すほどに
子供はできない子になっていきます。
口を出すことについては、追いかければ逃げていくという論理で
ご理解いただけると思いますが、
手を貸せば貸すほどにできない人間になるというのは、
例えばそうですね、、、
スマホ！とか。
スマホというか、携帯でやり取りすることが多くなって、
漢字をかけなくなりましたよね。
後は辞書を引けない人が増えていますよね。
また、カーナビですかね。
道を覚えられなくなった人増えてます。
世の中が便利になればなるほどに
人間は今までできたことができなくなっていきます。
これを親子関係に転用してください。
親が手を貸せば貸すほどに
子供は自分でやらなくてもよくなってしまいます。
それは子供自身ができているのではなく、
親がやっているだけなので、
何もできない子供に仕上がります。
それこそが、
考えない子供の出来上がりです。
考えない子が本当に増えています。
実際に教えていて感じます。
5年前よりも確実に増えています。
10年前と比べると歴然の差です。
それは低年齢からスマホやタブレットを持たせているというのもあるかもしれません。
分からないことはそれで調べてしまえば全てわかります。
昔みたいに図鑑を見て目を輝かせるとか、
親子の会話で何かを得ることなどがなくなっています。
そして親も忙しいので
スマホやタブレットの管理ができていない。
動画を見せれば何とかなってしまうので
それが良くないことだと分かっていても
それを与えてしまう。
子供が一人二人ならまだ管理できるかもしれません。
だからうちは全て取り上げました。
4人の管理はまず無理です。
で、昨日高校から電話がありました。
「スマホやタブレットを持たせることをお考えではないですか？」と。
はっきりと「今後も微塵も考えておりません」と答えました。
何故ですか？と聞かれましたが、
逆に聞きたい。
何故持たせないといけないんですか？
費用負担もこちらで、管理もこちらでやるわけで、
なぜ学校はそういうものを持たせることありきで物事を進めるのでしょうか？
高校のタブレット買ってくださいもそうです。
学校で使うものをなぜ無理やり買わされないといけないのでしょうか？
教科書ならわかります。
ノートに鉛筆、消しゴムもわかります。
タブレットは5万近くするわけです。
それを手紙一枚で買ってください。とは。。。
あ、話はそれましたが、
便利な世の中であることは良いことではあります。
しかしそれによって出来ないことも増えています。
それと同じように、
子供に手を貸したり、口を出しすぎることは
何もできない、何も考えない子供を作ってしまいます。
親は
木の上に立って見るくらいの距離を取ってください。
それが考える子供になる方法です。
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