最近増えてますね。
中学受験。
個人的にはどっちでも良いと思っています。
中学受験をすると良いこともあれば悪いこともあるので、
そのご家庭が良いことをクローズアップして意味のある受験にしてもらえれば
それが一番かと思うからです。
そもそも中学受験というのはそのご家庭それぞれの教育方針ですから
こちらからどうこういうものではありません。
たまに中学受験反対、とか中学受験すべきとか言う人いますが、
そんなのは夫婦で話し合って決めるべきものですし。
その話し合いの中で良いところと悪いところを両方テーブルの上に乗せて
その上で議論すれば良いだけの話ですね。
ということでざっくり良いところと悪いところを上げてみます。
良い点と悪い点は表裏一体なので、一つずつ上げていきます。
授業の進む速度が違うのは明らかなのでそこは割愛します。
まず一つ目。
中学校のというのは義務教育ですから、
基本的にその地域の子供たちで構成されます。
学力が高い子から低い子まで、
学力に関係なく、家の経済状況に関係なく
「その地域」というのがくくりのコミュニティです。
そうすると、社会の縮図がそこにあるということになります。
社会に出ると、家柄も関係なくいろいろな人がいます。
公立中学に行けば、それを中学の時まで経験することができます。
逆に中学受験をすると、
その学力層の子たちしかいません。
だから常に切磋琢磨できる環境に身を置くことができます。
また、私立中学の受験となると、
その学費を払える経済力がないといけないので、
経済力の層も一定以上ということになります。
地元からは離れるので広い範囲での友人ができることになります。
二つ目は
受験についてです。
公立中学の場合、必ず高校受験があります。
その先も公立高校に行けば大学受験があります。
15歳や18歳という若い時期に
そういう試練を乗り越える経験ができることは人生にとって
大きな財産となります。
努力をして目標を達成するというのを
18歳までに2回も味わうことができるのは
貴重な体験です。
逆に私立中学に行くと
その受験が小6の時に早まります。
小6で受験というものを経験することはとても良い経験だと思います。
高校受験と違って、たとえ失敗しても行くところがなくなるということがないので、
思い切った勝負に出ることができます。
受験というものを早くに経験できるというのは貴重です。
それで合格すれば、基本的に大学までエスカレーター式に進学できるので
それも大きな利点です。
3つ目は通学時間です。
地元の中学だと通学にそれほど時間を要しません。
家から学校が遠くても30分なので、
学校以外の時間も有効に使うことができます。
部活をやっても家に帰ってくる時間がそこから30分なので
遅くても19時には家にいることができます。
そうすると塾にも行けるし、習い事もできるし、
家族で一緒にご飯を食べる時間もできますね。
中学受験をすると基本的に公共交通機関を使うことが多くなります。
中学生から自立した行動ができるようになるとも考えられます。
確かに移動時間は長いですが、
その移動の時間をどのように使うかということにも頭を使うことができます。
時間の計算を自分でするようになるので、
それも社会人としては必須のスキルですね。
今回は3つに絞って挙げましたが、
このように公立でも受験でも良いところはあります。
それぞれの家庭で自分の子にどうなって欲しいかを考え、
押し付けるのではなく、子供がやりたいというのであれば
やってみるのも悪くないと思います。
ただ、一つ注意点を上げるとするのであれば、
とりあえず私立中学に行くというのはやめるべきですね。
私立中学に行って何をしたいのか、
何を目的としているのかというのが分からない状態で進学するのは危険です。
というか確たる信念がないのであれば辞めるべきですね。
それはもちろん親も子供もです。
中学受験をするのであれば確たる信念を持ってくださいね。
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