塾にはそこの塾の信念というものあります。
ただ、最近その信念がない塾が増えています。
塾というものは大きく２つに分けられます。
１つは厳しくても偏差値を引き上げてくれる塾。
もう１つは偏差値はあまり上がらなくても優しい塾。
今どちらが流行っているかというと、
優しい塾の方です。
成績はあまり上がらなくても優しい塾に集まる傾向にあります。
そして栄進研がどちらかというと、
完全に前者です。
ここから栄進研の信念の話に入ります。
中学生くらいの昔からずっと感じていることがあります。
塾に行くだけで何のプラスにもなっていない人は
なんのために行っているのか。ということです。
塾に行って、
学校が違う塾だけの友達が増えて、
授業を適当に聞いて、
塾に行くということで夜外に出られる特権を得て、
遅くまで遊んでいるという謎。
自習室というただの遊び場みたいな塾があり、
そういう優しい塾が隠れ蓑になって、
親は塾に行っているから安心をする。
個人的にそういう塾が大嫌いです。
正直、そういう塾に行かせている保護者の気持ちも全くわかりません。
勉強が大好きでほっといてもやるなら、
優しい塾で良いと思います。
しかし勉強は多くの生徒が出来ればやりたくないものと考えていて、
それでもやらなければいけない状態なわけです。
もっと言うと、今できていないから塾に行くので、
当然指摘されなければいけないわけです。
これが出来ていない、
そこが分かっていないなど、
どちらかというと耳が痛い話が多くなる。
僕はね、
たとえ生徒に煙たがられようとも
嫌われようとも、
言うべきことは必ず言うと決めています。
その厳しさが必要なことだったと、
その生徒が大人になった時にいつかわかるときが来ます。
それが自分が働くようになった時なのか、
自分に子供が出来た時なのか、
子どもを育ててその子が中学生になった時なのか。
それはわかりませんし、もしかしたらわからないままなのかもしれません。
それでも後悔はさせたくないんですよね。
だからいつも、
成績が上がるために必要な事しか言いませんし、
合格するために必要な事しか言いません。
優しい塾が流行っているからと、
優しい塾をやろうとも思いません。
それがうちの信念ですから。
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