前回は「読解力」に焦点を当てて書いていきました。
今日は「集中力」についてまとめていきます。
そもそも集中力に自信があると答える人は全体の2割もいないそうです。
ということは80%以上の人たちが集中力に何かしらの不安を抱えていることになります。
ではなぜ集中力が続かないのか。
そのよく言われている代表的なものを上げていきます。
まずは中学生・高校生から。
中高生が集中できない理由として考えられているのは、
・集中できない環境にいる
・生活習慣が乱れている
・親が口出ししすぎる
この3つがほとんどだそうです。
一つずつ見ていきます。
「集中できない環境にいる」
これはそのままです。
簡単に言うと「家」ですね。
部屋には漫画本があり、今はスマホも持っている生徒が多く、勉強中にスマホも目の前にあったりする。
リビングで勉強と言っても保護者の皆さんはプロではないため、
集中できる環境を作ること自体を間違って捉えている場合もあれば、
リビングにももちろんいろいろな楽しそうなものはあるため、
環境としては別に素晴らしいものでもない。
部屋に籠るよりも目の前にいたほうが何やっているか見える分良いと言うだけで、
リビングで勉強をしたからと言って頭が良くなるわけでもない。
だからまずは集中できる環境を作ることが大切です。
勉強をする部屋に漫画本を置かない、
スマホは物理的に触れないようにする、
テレビやゲームも置かない。
まずはそこからです。
だから塾に来て勉強するほうが良いのでしょうね。
誘惑の品々が何一つありませんから。
次に「生活習慣」についてです。
もう明らかですね。
「夜更かししない」これを一番に考えてください。
夜中まで起きていて、自律神経おかしくなりましたって、
当たり前すぎる話なんです。
まず夜更かしやめろよってことです。
また、生活習慣の中には食生活も含まれます。
お菓子食べすぎないこと。
よく噛んで食べること。
バランスよく食べること。
特に中学生や高校生のような成長期真っ盛りの子たちの栄養バランスが崩れることは
集中力の欠如につながります。
しかもそれが大人になってからも続きます。
食べたもので体が作られるわけですから、
好き嫌いしていてはいけないということですね。
よく言われる「規則正しい生活」をすることで集中力も上がります。
「うちの子は何かと集中力が続かないのよねぇ」って言っている人たちは
まず夜早く寝かせることと、食生活を見直すことです。
最後に「親が口出ししすぎる」についてです。
これはもう昔の自分を思い出してください。
勉強しなさいと言われてやる気満々になった人がいればやってくれればいいですが、
おそらくほとんどいないと思います。
言えば言うほどに子供は逃げます。
そんなものです。
例えば、後ろから誰かが走って追いかけてきたら、
逃げますよね?
それと同じような感じです。
そもそも親子は似た者同士なので反発するように出来ていることの方が多いんです。
自分の子なんですから、似ていて当然です。
父親似とか母親似とかあると思いますけど、
結局分身ではないので、どこかは自分に似ているわけです。
その似ている部分が反発しあう箇所だったりするんですよね。
難しいですね。子育てっていうのは。
追いかければ逃げるし、ほっといてもやらないし、
だから親以外の大人がいう方がいいんですよ。
一応子供にも外での体裁というのがあるので、
外では無茶苦茶出来ませんから。
出来るのはよほど反抗期拗らせた子だけですね。
だから家では口出ししないことです。
言いたいことがあれば通っている塾の先生から行ってもらった方がいいと思います。
それも物によりますけどね。
何でもかんでも塾にお願いするってのはおかしな話ですから。
話をまとめると、
環境を作って、
規則正しい生活をし、
あまり口うるさく言わない。
これが集中力を高める基礎となります。
あくまでも基礎です。
結局最後は生徒本人が勉強をやることです。
勉強を本気でやり始めたときに集中力も付いてきます。
掃除と一緒です。
やる前はなかなかやりたくないですが、
いざ始めるときれいになるまでやったりしますから。
集中力とやる気は似ているということです。
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