やる気溢れた生徒実例①

こんにちは!

草加駅周辺で今口コミが絶好調の分析指導の栄進研です。

 

今日の朝5時半からうちの小学生の双子が修学旅行に行くのを見送って、修学旅行に兄弟で行くってどんな感じだろ?と双子ならではの事情を思いやった一戸です。

 

今回は実際にやる気に溢れた生徒の実例をお話していきます。

 

2015年冬、中2の男の子。

 

彼は赴任した教室にすでにいた生徒でした。

 

点数は平均点より少し下くらい。

 

自分から発言することは少なく、

 

何か聞いても別に。っていう状態。

 

先生が授業中に何か教えても自分のやり方でやるっていうタイプ。

 

イメージは思春期真っ盛りですね。

 

彼に初めて会ったのが2015年の4月。

 

その時点で教室の先生たちはお手上げ状態。

 

それから面談までの2ヶ月ほど自分で授業を持つことにしました。

 

まずは性格を知ることを重視。

 

何に興味を持ち、何に対して怒り、何に対して笑うのかを分析。

 

授業の回数を重ねるごとに少しずつ笑いが増えていった。

 

時に怒るともあったが、原因は関係性がまだ出来上がっていなかったために起きたこと。

 

関係性ができていない時に勉強しろと言ってもへそ曲げるだけってことです。

 

色々話してわかったことは、

 

努力を人に見せることはダサい。

 

人の言う通りにやることはダサい。

 

女と仲良くするのはダサい。

 

先生の言うことを素直に聞くのはダサい。

 

要するに、彼の中にある美学があるわけです。

 

それを認めた上で修正することをやっていった。

 

努力を人に見せるのはダサい

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確かに努力をアピールするのはダサいな。じゃぁ今やってる人に見えないような自分の努力を教えてくれ。

 

人の言う通りにやることはダサい。

                          ⬇︎

自分でやり方を考えるのはいいことだな。じゃぁ今のやり方でどんな良いことがあるのか教えてくれ。

 

女と仲良くするのはダサい。

                       ⬇︎

別に今すぐ無理に仲良くする必要もないけど、敵視する必要もないだろ?仲良くした方がいいって気づくときは多分近い将来くるよ。

 

先生の言うことを素直に聞くのはダサい。

                              ⬇︎

学校の先生が嫌いなのはわかるけど、塾の先生が嫌いなのは何か原因があるのか?あるなら教えてくれたらその先生に匿名で俺から言ってみようか?

 

って感じで何回も話していった。

 

もちろん自分が中学生だった頃の話もいろいろした。

 

相手を知るにはまず自分をさらけ出さないといけないといつも思っています。

 

そうやっているうちに少しずつ生徒から話しかけてくれるようになっていった。

 

学校であったことの話とか、

 

部活の話とか、

 

今はまっていることとか。

 

ただ、違う先生が授業についたときは元に戻ってしまう。

 

でも少しずつ勉強はやるようになっていったため、成績は上がってきた。

 

先生たちには私からの指示だと言わせてやらせていた。

 

そうして迎えた保護者面談。

 

ここで勝負に出る。

 

4月から今まで進めてきたこと、

 

成績の推移、

 

塾での様子などを話して

 

一つ大事なお話があるんですが、よろしいですか?

 

ここでその生徒のお母さんに状況を話していった。

 

短くまとめると、

 

元々賢いのに自分のやり方を固辞して伸びるものも伸びない。

 

今のままだと現状が限界。

 

これからは違う敢えて先生で授業をするからそこで指示されたやり方をやるように。

 

って感じ。

 

約束できるか?と言うやり取りを母親の前でした。

 

それまでの関係性があるからか彼は約束してくれた。

 

あとは塾に一回任せてみてください。

 

お母さんも了承してくれた。

 

その面談の後から具体的な成績アップ計画をスタート。

 

好きな科目は理科。

 

まずはこれで結果を出させることを狙った。

 

今まで数学を進めていたのを理科に変えた。

 

いつも理科で50点くらいだった。

 

それを次のテストで75点まで持っていった。

 

それから彼の目つきが変わった。

 

その次のテストで理科は90点まで上がった。

 

1回目のテストの後に数学も再スタートしていた。

 

数学は30点くらいだったものが60点まで上がった。

 

そして2回目の面談。

 

初めて彼に会ってから半年。

 

4ヶ月ぶりに面談でお会いしたお母さんは驚いていた。

 

今まで誰の言うことも聞かなかった子が先生の言うことなら聞くようになった。

 

テストも見たことないくらいの良い点数を取ってくるようになったと。

 

でもここからが勝負ですよ!

 

次は社会の歴史に少し興味があるみたいだからそこを引き上げて、

 

その後に苦手な英語に時間をかけます。

 

理科はもう家でやれるはずだから

 

理科は授業ではやりません。

 

国語は日記を書いてもらいます。

 

国語と英語は嫌いな分今のような伸び率は正直難しいかもしれないから、

 

数学をもう少し伸ばしていきましょう。

 

っていう感じで面談をした。

 

前回の面談と変わったことは

 

生徒とお母さんが面談中に目を合わせて話すようになったこと。

 

少し大人になったかな。

 

この面談の後、彼は私の手から離れて違う先生でもちゃんと勉強するようになった。

 

先生たちからはどうやったんですか?って聞かれたけど、

 

ちゃんと話しただけ。

 

俺には人の言うことを聞きたくない男の子の気持ちがみんなより少しわかるだけだよ。

 

と話した。

 

だから生徒のことをもっとよーく見てよーく知ろう。

 

で、その日の終わりに答え合わせしようか。

 

と、先生には話した。

 

その後彼は岐阜県でトップ5に入る高校に見事に合格した。

 

合格の報告に来た時の彼の笑顔は忘れられないですね。

 

4月の時には見たことない笑顔でした。

 

お母さんは涙ながらにお礼を言ってくれました。

 

これが実例の一つ。

 

次回はダンスに生きる中3の女の子のお話。

 

では次回!



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