作文の書き方の基本

埼玉の高校入試にも作文があり、

 

その配点は12点です。

 

大学入試にも小論文があるところがあり、

 

その配点は学校によりますが、

 

300点あったりもします。

 

また、小論文や作文を書くことによって、

 

現代文を解く力も向上していきます。

 

ということは文章を書くという行為は

 

国語力を向上させるために非常に重要ということになります。

 

 

 

さて、そこで今回は誰でも簡単に作文を書ける方法をまとめていきます。

 

作文講座でも話したことです。

 

これを知ったからと言って作文が書けるようにはなりません。

 

知った後に練習しないとどんなことでもできるようにはなりません。

 

それはいつも話している通りです。

 

情報を得て、その練習をして初めてできるようになります。

 

それを忘れないでください。

 

 

 

まず作文の書き方というよりも、

 

どんな作文が良いとされるのかです。

 

良い作文というのは、

 

「一貫性があるもの」です。

 

第一段落で話していることと、結論がずれている時点で

 

作文としての完成度は10%にも達しません。

 

ということは一貫性があり、

 

テーマに沿っていればそこそこ取れるということになります。

 

 

そこを踏まえたうえで今日は3つ大事なことをまとめていきます。

 

 

1,序論・本論・結論

2,結論から決める

3、5W1Hを入れる

 

序論・本論・結論

 

作文の構成と聞いてピンとくるのは、

 

「起承転結」だと思います。

 

確かにより高度な作文を書く場合には起承転結でまとめるべきですが、

 

高校入試の作文に起承転結は正直必要ありません。

 

そもそも300字程度なので、そんなに書いていたら収拾がつかなくなります。

 

だから短い字数の場合は「序論・本論・結論」の3部構成でまとめると書きやすくなります。

 

また、起承転結で最も高度な部分が「転」の部分です。

 

新しい事実を挿入したり、反論を書いたりしないといけないので、

 

ここでよく論点がずれます。

 

だからそこを省いて3部構成で行くことをお勧めします。

 

特に埼玉県の高校入試の場合は、

 

第一段落にグラフや表で読み取ったことを書き、

 

次の段落で自分の経験を交えて論じて、同じ段落で結論に入るという流れになります。

 

問題の指示として、「2段落構成」「経験を書く」があるので

 

このような構成が一番やりやすくなります。

 

結論から決める

 

3部構成にすると決めて、

 

まず初めにやることは結論を決めることです。

 

グラフや表を見て、一番書きやすい項目を一つ選びます。

 

実際に出た問題で見ていきます。

 

 

まだ作文の配点が16点もあったころの問題です。

 

このグラフで言うと、書かなければいけないのは「メディアの利用について」です。

 

このグラフを見て、自分が書きやすい項目をまずは選んでください。

 

パッと見て、「テレビ」がいち早く知りたい場合でも、信頼できる情報を得たいときでも1位なので、

 

それについてまとめるとします。

 

そこでまず結論を決めるんです。

 

「テレビは情報を得る媒体として最も情報を得る速度が早く、信頼もされている」

 

これを結論にしようとしたとします。

 

そしたらこの結論に合うように序論を決めて行きます。

 

「グラフから情報を得るためにはテレビが一番早く、最も信頼されていると読み取れる」

 

などにすると良いでしょう。

 

こうすると序論と結論にずれが生じなくなります。

 

後はこれに本論をまとめていけば完成です。

 

5W1Hを入れる

 

そこで問題になってくるのが知識不足です。

 

作文を書くためには本来多くの知識が必要です。

 

様々な状況を踏まえて結論に向かった方が良い作文とされます。

 

しかし、高校入試ではそんなにたくさん字数がありませんから、

 

ストレートに無駄なく論じていく必要があります。

 

300字程度で長いと感じている時点で作文が苦手なわけですから、

 

その字数を上手に埋める方法を伝授しましょう。

 

それが5W1Hです。

 

5W1Hとは

 

英語の「when」「where」「who」「what」「why」「how」

 

これらのことです。

 

いつ、どこで、誰と、何を、なぜ、どうした

 

これを書いてくことで文の意味が通ります。

 

逆にこれがないとまったく通じない場合も出てきます。

 

文字数を何とかして増やしたい人は、

 

この5W1Hを丁寧にすべて入れ込んでください。

 

それだけで文自体もしっかりしてきます。

 

 

 

 

例えば上の例で行くと、

 

「以前自宅にいるときに、少し強い地震がありました。私たち家族は地震が起きたときにどうしても慌ててしまいますが、地震がおさまった時には必ずテレビをつけて地震の震度を確認します。それはテレビには地震速報が出るからです。」

 

これで何と100文字越えです。

 

これに序論と結論をつけるともう200字くらいになります。

 

もちろん序論から論点をすらしてはいけません。

 

丁寧に5W1Hを入れていくことで

 

文章もわかりやすくなり、副産物として字数も埋まります。

 

まとめ

このように作文を進めていくと

 

誰でもそこそこの点数の作文は書けます。

 

後は練習するのみです。

 

原稿用紙の使い方や、話し言葉や誤字脱字などは

 

減点対象になるので、そこも見ていかなければいけませんしね。

 

ただ作文自体はそこまで難しい事ではありません。

 

満点を取るためにはもうちょっと必要なことがありますが、

 

それは添削をしていくうえで教えます。

 

国語が苦手な生徒は入試に作文が無くても作文を書くべきです。

 

そしてそれを添削してもらうべきです。

 

自分の日本語が正しいかどうかわかるのであれば、

 

今頃国語の点数は毎回満点ですから。

 

そうじゃないということは国語がまだまだ弱いということです。

 

学問はすべて国語から始まります。

 

それを肝に銘じて下さい。

 

 

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