その問題出来るという慢心

結局基準によりけりなんですが、

 

その生徒の基準が低いと、

 

その問題ができるという制度も低くなります。

 

当たり前と言えば当たり前なんですが、

 

実はたくさんいます。

 

「出来る」と思う基準が低いから点数が低いわけです。

 

なぜなら、できると思ったらやらなくなるからです。

 

それをもっと深く考えてみました。

 

出来ると思えるのは、

 

世界を知らないからです。

 

「世界」と言うとすごく広く感じると思いますが、

 

数学で言えば、「因数分解」の世界を知らないからです。

 

中学の因数分解は因数分解全体の入り口みたいなものです。

 

だから中学の因数分解ができたところで、

 

高校の因数分解はできません。

 

その事実を知らないがために、中学の因数分解ができると「できる」と言えるわけです。

 

もっと細かく話していくと、

 

中学の因数分解でくくってもやり方は何種類かあります。

 

その全種類を解けて初めてできると言えるわけですが、

 

何か一つできただけでできると言ってしまう生徒もいますし、

 

正答率が8割でできるという子もいれば、

 

正答率が6割でできると言ってしまう子もいます。

 

それぞれ「できる」と思うレベルが違うから、

 

生徒が言う「できる」を信じてはいけないという話になります。

 

点数が良い生徒は基準が間違いなく高い。

 

高い基準でいつも勉強しているから、

 

正答率が100%でもまだ足りないと思えるし、

 

本番で何が起こるか分からないと気を緩めることがないし、

 

その結果何回も勉強することにつながるわけです。

 

物理的に良い点数の生徒とあまり良くない点数の生徒では

 

勉強の根本的な量が違う。

 

特に中学生はまだまだ精神的にも未熟な成長段階なので、

 

すぐに「出来る」と思うのではなく、

 

何度も何度も同じ問題でも構わないので繰り返しやることの大切さを身につけて欲しいと思う。

 

自分自身の今までの行動を考えてみて、

 

「同じ問題なんてやっても意味ないし!」

 

と思ったことが一度でもあれば危険信号です。

 

賢い生徒ほどに同じ問題でも愚直に繰り返します。

 

さて、あなたはどちらでしょう??

 

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