何よりまず国語と一般常識

年末年始講習をやっていて一番驚いたことが、

 

一般常識の知識がないことです。

 

英語の長文の内容に「暖簾」が出てきました。

 

その「暖簾」を知らない生徒が半数近くいました。

 

それでは確かに長文で何を言っているかが分からないと思います。

 

外国人に「暖簾」を紹介する長文なので、

 

外国人と同じ目線で話を読んでいかないといけないことになるからです。

 

暖簾だけではなく、

 

信楽焼は8割知りませんし、

 

厳島神社がどこにあるかも知りません。

 

実は年末年始講習の1枠にチーム対抗戦を用意していました。

 

そのチーム対抗戦の時に、

 

「全国にある新幹線の駅」を知っているだけ書くという問題を出しました。

 

多いチームでたったの15くらいです。

 

地名を知らないんです。

 

あんなもの主要都市の名前を書いていればほとんど正解なのに、

 

その主要都の名前が出てこない。

 

それでは地理の問題は解けませんよね。

 

各地の名産品も知らないですし、

 

「ひつまぶし」がどんな食べ物なのかも知りません。

 

正直、なるほどなと思ってしまいました。

 

一般常識としてたいてい知っているであろうことを

 

ほとんどの割合で知らないのです。

 

国語や英語の長文には

 

環境問題や人権問題なども出題されます。

 

もちろんそういう知識は頭に入っているであろうという予測の元

 

問題は作成されています。

 

ということは、そういった一般知識がなければ、

 

いくら英語の文法を知っていても

 

長文の内容が全く入ってこないということになるわけです。

 

はっきり言ってここは盲点でした。

 

盲点というのもありますが、

 

ここまで知らないとは思いもしませんでした。

 

日常生活で「暖簾」が出てくることはないので、

 

確かに暖簾を知っているかどうかなんて確かめようはありませんから、

 

まさか知らないとはといった感じです。

 

そういった知識がないと、

 

その話題に触れた長文は国語も英語も読めませんし、

 

作文では自分の体験や今までの経験をもとに書かなければいけないので

 

作文も書きにくくなってしまいます。

 

社会でも地名が分からないとイメージ付きませんし、

 

理科でも知識が乏しいとイメージできません。

 

唯一数学はそういった知識があまりいらないので

 

勉強すれば解けることに直結しますが、

 

数学も文章題のイメージは付かないでしょうし、

 

図形も幼いころにブロックや積み木で遊んでいない子供は

 

イメージがつきにくいとされています。

 

圧倒的に最近の子供は経験が少ないのだろうと思いました。

 

「暖簾に腕押し」も当然わからないですよね。

 

慣用句もほとんど分からなくなります。

 

これは何とかしなければいけません。

 

ということで、新しく一般常識問題を作ろうと思いました。

 

そういうテキストを買ってこようか、

 

テストを作るかのどちらかにします。

 

ここが弱いと確かに英語も国語も厳しいでしょうね。

 

早急に対応しようと思います。

 

 

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

全国の敏腕塾長が集まり本を出版します!

本では語りつくせなかったことや、本の内容をもっと知りたいなどの質問を受け付ける

オープンチャット「全国敏腕塾長に質問!」も用意しております。

LINEアカウントはこちら

お友達登録はこちら 

ホームページのお問い合わせはこちら