宿題を出すことについて

栄進研では宿題を出しません。

 

それには理由があります。

 

今日はその理由をまとめていきたいと思います。

 

まず大前提として、

 

勉強とは何のためにやるのかをはっきりさせておきます。

 

勉強をする理由は

 

「分からないことを分かるようにするため」

 

です。

 

いくら勉強をしても

 

分からないものがそのままでは意味がありません。

 

そう考えると

 

全ての生徒に合致する宿題は存在しないことになります。

 

これをやっているのが「学校の課題」です。

 

全員に一律で課題を出すと

 

①その課題が苦手な生徒にとってはこなせない。

②余裕の生徒にとっては無駄な時間になる。

 

というような問題が起きます。

 

例えば①について

 

自力でできない問題のオンパレードは「どうせできない」という

 

劣等感を植え付けます。

 

例えば②について

 

数学が得意で英語が苦手な生徒は

 

数学の課題で時間をつぶしている場合ではなく、

 

英語に時間をかけたいところです。

 

①について掘り下げていきます。

 

分からない問題が多いと次のような問題が出てきます。

 

⑴課題を提出することが目的になり、勉強になっていない

⑵分からないところは答えを写し考えなくなる

⑶苦手意識が強くなり、勉強から逃げるようになる

 

例えば⑴について

 

これが課題に追われる状態です。

 

「課題を出すこと」というのが目的になり、

 

分からないことを分かるようにする勉強ができていません。

 

結果として勉強したのに点数が上がらない状況を作ってしまう。

 

どうせ無理だと思い始める。

 

例えば⑵について

 

提出はしないといけないので、

 

分からないところを答えを見て写し、

 

その場を取り繕うようになる。

 

自分では勉強をしているつもりになり、

 

結果として勉強しているのに点数が伸びない状況になる。

 

するとどうせ無理と思い始める。

 

例えば⑶について

 

見ただけで分からないと決めつけるようになり、

 

答えを写す時間になる。

 

時間だけ奪われ何もできるようにはならない。

 

そしてどうせ無理と強く思うようになる。

 

たとえ、課題を難しく感じずにできたとしても問題点はある。

 

それが

 

「主体性」

 

課題というのは「与えられるもの」だ。

 

それがずっと続く日本の学校のような場所だと

 

与えられるのが当たり前になる。

 

それが当たり前になってしまうと

 

「主体性」や「自主性」がなくなってしまう。

 

課題を提示されないと何もできなくなる。

 

これが最大の問題だ。

 

自分で自分の課題を見つけ、

 

その課題を解決するために行動できない人間になってしまう。

 

これが「指示待ち人間」だ。

 

だから「指示待ち人間」が量産される。

 

これが日本の「宿題」の仕組みだ。

 

だから栄進研では宿題を出さない。

 

もちろん毎日通えるからというのもあるが、

 

毎日こない生徒にも宿題は出さない。

 

自分で考え

自分で決めて

自分で行動する

 

そういう生徒を育てていかないと

 

本当の意味で学力なんか上がらない。

 

まして、社会に出てから使える人間にはなれない。

 

今回のコロナの騒動で明らかになったのがこれだ。

 

指示がなければ何もできない生徒は

 

家に閉じこもりゲームやYoutube三昧。

 

これは「やらされてきた」結果だ。

 

これからも栄進研では宿題は出さない。

 

学力を本当の意味で上げることができるのは

 

宿題ではないからだ。

 

 

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