一般的な解釈の差

成績を上げるために必要なものは何かを尋ねると、

 

多くの人は

 

・凄腕の講師

・良質なテキスト

・集中できる環境

 

などと答えるかもしれない。

 

確かにそれもあったほうが良いのは確かだが、

 

絶対の条件ではない。

 

なぜなら、これらすべての軸が

 

自分にないからである。

 

凄腕の講師がいれば成績が上がるというのは

 

逆を言えば、凄腕の講師がいなければ成績は上がらないことになる。

 

では、自分だけで勉強して成績を上げている人はいったい何なのだろうか。

 

 

 

 

自分自身は学生の時に学習塾に通ったことがない。

 

中学はもちろん、高校も塾には行っていない。

 

塾どころか習い事にも行っていない。

 

行ったことがあるのは夏休み中だけのスイミングスクール(1週間)と

 

幼稚園に来ていた公文式のみである。

 

それが何かプラスに働いたかといわれると

 

別にそんなことはない。

 

そもそも数学は最も苦手な科目だ。

 

公文式が効果的だと口が裂けても言えない。

 

算数には効果あるとは思う。

 

この2つの習い事以外はやったことがない。

 

ピアノだとか、習字だとか、そろばんだとか、

 

小学生の時にすでに部活があった世代のため、

 

クラブチームにも所属はしていない。

 

 

 

しかし、高校3年生の時の文系科目だけの偏差値は平均すると65くらいはあった。

 

国語、英語、政治経済の偏差値だけではあるが、

 

独学で65にはなれた。

 

そこに凄腕の講師なんぞはおらず、

 

成績分析してくれるエキスパートもいなかった。

 

確かに、そういう存在がいればもっと楽だったのではないかとは思うが、

 

いなくても特に問題はなかった。

 

 

 

 

前々から言っているように、自分自身は高校でそんなに成績が良いほうではなかった。

 

良いほうではないというか、はっきり言って悪かった。

 

350人中280番くらいの順位で、

 

他の生徒が三者面談をやっている中、五者面談を実施されるほどだった。

 

偏差値も43前後。

 

しかも文系でだ。

 

通っていた学校も偏差値54くらいの「自称進学校」で

 

その350人中、国公立大学へ進学するのは50人程度の高校だ。

 

別に取り立ててすごい数値ではない。

 

草加の高校の進学率はこれよりもはるかに低いが、

 

それは土地柄でが関係している。

 

地方の国公立大学に行くよりも

 

家から通える有名私立大学へ行く方が

 

総合的な学費も抑えられるからだ。

 

 

 

しかしそんな高校で、

 

高3の12月には偏差値65を超えるレベルになった。

 

やったことは自分で勉強しただけ。

 

そこに凄腕の講師もいなければ、

 

良質なテキストもなく、

 

集中できる環境もない。

 

自分の部屋は持っていたが、

 

それも3兄弟の長男なので、

 

静かなわけがない。

 

でもその中で自分でテキストを選び、

 

自分で計画をして、

 

自分だけで勉強をした。

 

周りは専門学校に行くとか、

 

指定校推薦で名前も大して知らないようなところに行くとかで

 

遊びまくっている状態の中、

 

1人で勉強をし続けた。

 

その結果が偏差値43くらいの生徒が65になったわけだ。

 

 

 

ということは、

 

成績を上げるために必要なものは、

 

他でもなく自分の中にしかない。

 

凄腕の講師がいる塾に行く?

 

塾に行けないから素晴らしいテキストを紹介してほしい?

 

家で勉強できないから自習室みたいなところに行きたい?

 

そもそもそういう他力本願だから成績が伸びない。

 

他力で渡っていこうとしている時点で、

 

いくら凄腕の講師がいても、

 

いくら良質なテキストがあっても、

 

いくら素晴らしい環境があっても

 

絶対に成績は伸びない。

 

 

 

栄進研は

 

もともと大手の個別指導塾で教室長をやっていた講師が授業ををし、

 

テキストのことを知り尽くしている人間がテキストを選び、

 

毎日土日祝日もなく通い放題で、

 

いつでも質問ができる最高の環境ではある。

 

それを他力とか他責で考えるような生徒が使ったところで

 

まったく成果は出ない。

 

 

 

そこに一般的な成績のあげ方の解釈と

 

プロが見た成績のあげ方の解釈に差が生じる。

 

 

 

成績を上げるにはまず自分。

 

それを補助する役目が塾。

 

個別指導とか集団授業とか正直どっちでもいい。

 

塾が成績を上げるのではなく、

 

塾を利用して生徒自身が成績を上げる。

 

それがわからないうちは

 

どこの塾に行こうとも、

 

毎日塾に行こうとも、

 

一切の成長はない。

 

成績を上げているのはあくまでも自分自身。

 

それ以外はあり得ない。

 

 

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