「後悔などあろうはずがない」と言える生徒になってほしいと思っています。
しかし、はっきりと言っておきます。
残念ながらどれだけ勉強しても必ず後悔します。
もっと早くからやっておけばよかったとか、
もっとあの時にまじめにやっていればよかったとか、
必ず何かしら後悔はします。
人間そういうものです。
高校入試が終わりましたが、
もっと勉強しておけばよかったとすでに後悔している生徒もいることでしょう。
実はそれと同じことを塾の先生も持っているべきだと思っています。
生徒に対してやその保護者に対して、
言うべきことを言わなかった後悔です。
気分を悪くされる方もいるでしょうが、はっきりと言います。
保護者の方が考えている成績のあげ方の9割は通用しません。
漢字はひたすら書いて覚える。
英語もひたすら書いて覚える。
社会と理科は暗記。
効率の良い勉強方法でやる。
授業をたくさん受ければ賢くなれる。
個別指導なら何とかなる。
ただ量をやればなんとかなる。
全て間違ってます。
漢字はひたすら書いても覚えません。
英語なんてそれ以上に覚えません。
社会と理科は暗記するのは準備段階です。
準備しただけで点数取れません。
（たくさん勉強しないで部活をやりながらでも楽に成績の上がる）効率の良い勉強なんてありません。
授業をたくさん受けても点数取れるようになりません。
個別指導だろうと、集団授業だろうと、
頭に入らない生徒は入りません。
量をやるにしてもその生徒に必要なレベルの問題をやるべきです。
そうじゃないと分からない物だらけになったり、
簡単すぎたりします。
そういうことを言わずにのらりくらりかわすことは
正直、造作もない事です。
たやすくちょろいレベルです。
でもそれはしません。
後悔するからです。
言っておけばよかったと。
3月3日に合格発表がありますが、
その時に必ず後悔します。
あの時にあれを言っていれば、
あの時にこれを伝えていれば。
そうやってこちら側が後悔するんです。
塾の先生が後悔するということは、
その先生に教えてもらっていた生徒はそれ以上に後悔します。
しかもそれを塾側が知っていたとすればなおさらです。
僕は後悔したくないし、させたくない。
やるべきことは必ず発信するし、
やってない場合はやれと言う。
相手が保護者だろうと間違っていることは間違っているという。
やってほしくないことはやらないでくださいと言う。
「だから言ったじゃん」と言いたくない。
たとえそれで反感を買おうともです。
上に挙げたように、プロと一般の人の間には
勉強のやり方や考え方に関して大きな開きがある。
そもそもスマホは解約しないけど、塾は辞めるという人々には理解ができないことであることもわかる。
塾よりもスマホを持たせておくことが大事だと判断できるわけだから。
本当に勉強することが重要だと考えている家庭はそういうことも相談に来ます。
どうしてもお金が大変だと。
本人は通いたいというけど、何とかならないかと。
部活で通えなくなるかもしれないというのも相談されます。
もちろん対応を考えます。
これはモンペではないですもの。
相談されれば対応策をこちらも考えます。
大手塾じゃないんだし。
当然出来る範囲のことを提示します。
それでも金額的に無理なのであれば仕方ないじゃないですか。
やることやって無理だったら後悔も少ないでしょうし。
とにかく後悔させたくないんです。
今年の高校入試はもう結果を待つだけです。
もうできることはありません。
それと同時に来年度の入試がもうスタートしています。
まだ2年生なんでしょうが、受験生です。
そうやって他の生徒よりも早くスタート切ることが大事なんです。
のんびりしていてはどんどん第一志望から遠ざかります。
まだ第一志望が決まっていない状態の生徒も多い事でしょう。
だからうまくいかないんです。
人間どこかで気合いを入れないといけない時があります。
とにかく後悔しないように早く気合いを入れてください。
入試が終わった時に、たとえ不合格だったとしても
「後悔などあろうはずがない」と言えるくらいに
今を生きてください。
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