勉強をするときに競えるライバルがいると確かに強い。
それは気持ち的にはとてもよくわかる。
しかもそれが隣にいてくれるとなると
確かに常に実態のあるライバルと戦える強みはある。
しかしそれは本当の強さではない。
高校3年間は非常に短い期間ではあるが、
その短い期間の中にも紆余曲折は存在する。
やる気が高い時もあれば、やる気がない時もある。
そして高校生にとってのライバルというのは
全国の高校3年生「以上」の人間である。
そこには浪人生や社会人も含まれている。
果たして、その入試を戦う時に、
目の前の同級生に勝つレベルで良いのだろうか。
目の前の同級生は確かに分かりやすい目標にはなってくれる。
ではその同級生を超えたときに、
次なる目標はどうするのか。
その一時的な達成感で大学は突破できないことをよく知っている。
だから一人で勉強できるようになっておかなければいけない。
ライバルは常に全国の受験生であるべきだ。
高校は特にその高校内での順位がまったくあてにあらない。
模試でも模試の種類でまったく別の判定が出ることもある。
その中でも自分を律して勉強していかなければならない。
常に前進できる強さが大学受験には必要になる。
隣にいる同級生が
まったく同じ大学、まったく同じ学部、まったく同じ受験方式であるなら
確かに意味はあると思うが、
その確率は非常に低い。
戦うべきは顔も見たことがない全国の受験生。
その見たこともない受験生相手に勝負をかける時に、
頼りになるのは自分の力のみである。
結局敵は自分の中にしかない。
その自分の中の敵に勝つことができたときに、
大学合格という結果が手に入る。
ライバルがいるということは素晴らしい事ではあるが、
これはあくまでも中学のレベル。
高校入試からはもう見えない相手と戦うことが多くなる。
大学入試となれば尚の事だ。
だからこそ言う。
勉強は1人でやるべきだ。
とことん一人でやり切って、
勝ち抜ける精神力を鍛えて挑むべきだ。
塾がやることはその1人でやっている時に分からないものを教えること。
1人で勉強するというのは誰にも力を借りてはいけないということではなく、
周りに上手く助けてもらいながら、
大事なことは1人で突き進むという意味である。
大学入試が近くなってきたときにその精神面の強さで合否が分かれることを知る。
結局、なんでも事後にしか分からないから人は後悔する。
先人の話はよく聞くべきだと思うが、、、
なかなかそう簡単に話は進まない。
昔の自分自身がそうであったように。
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