国語の解答というのは
全て問題文の中にあります。
ということは国語の答えはそこに書いてあるんです。
その書いてるものを探すだけのテストが国語なんです。
漢字とか、作文は別ですが、
論説文とか、小説とか、そういう問題の答えは
目の前に全てあります。
皆さんが国語をそれでも間違うというのは、
①読んでない
②自分の感覚で答える
③集中していない
これのどれかです。
「ちゃんと読んでるし!」という生徒がたくさんいますが、
そういう生徒に限ってちゃんと読んでいません。
「ちゃんと」読んでいないから間違うんです。
なぜなら答えが書いてあるからです。
教えた時に本文にないものを教えているならわかりますが、
本文にあることでしか解説をしていないので、
それを見つけられないということは読んでいないということですね。
これがまず一つ目。
次は「自分の感情で答える」と間違えるということです。
国語の問題には環境問題や、「親」についてなど、
普段は考えないようなことが本文として書かれています。
その普段は考えないようなことをテストで急に考えることになるんです。
そうなったときに、読んでいる側の生徒は
「自分の感覚」で解こうとしてしまう。
環境問題は自分がニュースで見聞きしたことを元に解いてしまう。
国語の問題を解くというのは、
そこに書いてあるものに対して答える問題であって、
一般論で正解たどり着くものではありませんし、
自分の感覚で答えるものでもありません。
たまに小説の問題で「どう感じたかはその人次第だから分からん」という生徒がいますが、
そもそもその時点で書いてあることを読もうとしていない。
どう感じるかではなく、
何が書いているかなんです。
書いてあることを素直に受け取り、
何かを感じるのではなく、何が書いてるのかを見る。
そうじゃないと自分の感覚と違う感覚の小説に対応することは不可能です。
国語のテストで小説の点数に波がある生徒はこれをやってしまっています。
最後の集中力の部分は、読んで字のごとしです。
国語に限らずですが、テストとは集中力で点数が変わります。
国語はその最たるものです。
国語のテストで集中力を欠いてしまうと、
恐ろしい点数になってしまう。
本文が読めなければ、問題文の意図も汲めない。
そもそも集中力がなければそこから何も読み取れない。
考えることができない。
集中力は当然のことながら大切ですね。
「うちの子は集中力がなくて・・・」とか言ったりするのを聞きますが、
テスト捨てるおつもりですか?
集中力は集中しないとつきません。
集中力をつけたければ、早いうちから短くても良いので集中する時間を作ることです。
勿論勉強で!
最初は10分でもいいんです。
それが出来たら15分に伸ばし、20分に伸ばし、
そうやって時間をかけて2時間集中できるようにしていくんです。
国語ができなければ、全ての科目に影響が出ます。
算数の問題で問題文をちゃんと読まないんです!とか、
理科社会の問題で間違っているものを選べと言うのに正しいのを選ぶんです!とか、
記号で答えなさいと書いてあるのに、記述して間違ったんです!とか、
全部ちゃんと読んでなかったり、集中してなかったりするだけです。
ちゃんと読みましょう。
集中しましょう。
そこからですね。
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