日本で勉強をしていくのであれば
国語力は必須です。
問題は日本語で書いてあり、
解説も日本語で書いてあります。
当然英語の解説も日本語で書いてあります。
ようするに、
日本語が苦手だと
勉強ができなくなります。
生徒に教えていると
語彙力が本当になさすぎる。
また文章が本当に読めていない。
文章を読んでいない子が多いといつも感じていましたが、
読んでいないのではなく、
読めていないんですね。
日本人なのに日本語が読めないんです。
え？って思いますよね。
では問題です。
以下の文のカッコにあてはまる接続詞を選択してください。
自分のしたことを否定されたり、注意されたりすると、人は弱くなる。
・・・中略・・・
他人に自分のしたことを否定されると、自分に自信がなくなる。精神的に不安定な自己が確立されるのだ。
（ ）注意されると、自分が間違えたと思い、積極性がなくなる。自ら動くことにためらいが感じられるのだ。
【しかし・そして・例えば・つまり】
これの正答率は50%しかありません。
半分の子がこの問題を間違えます。
そのくらい日本語が読めていないんです。
それを読めるようにしなければ
問題文を理解できません。
まずはこれを解けるレベルに上げていただきます。
これができないと国語はもちろん、
数学も出来ませんし、英語も出来ません。
社会の問題も理解できませんし、
理科の実験もまとめられません。
そのくらい日本語は大事なものです。
なぜ最近国語力が低下したのか。
それはおそらく、音読の宿題が家庭任せになったからかもしれません。
ちゃんとやっている家庭は伸びるし、
適当に流した家庭は伸び悩んだ。
それだけではありませんが、
そこに原因の一つはあります。
国語に他の科目の点数が上がらない理由はあります。
語彙力を鍛え、
国語の読解力を鍛え、
日本語を読めるようにすることで
解説に何が書いてあるのかを理解できるようになります。
それを作らずして自立学習なんぞ到底無理です。
高校生だろうと、受験生だろうと
出来ないなら小2の国語からやっていただきます。
そのくらい国語力を鍛えることは重要です。
ちなみに上の問題の答えは「そして」です。
「つまり」では間違いですからね。
その理由を考えてみてください。
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