戦略を考える

今、作文の添削で出しているテーマは

 

学歴と就職先の規模でまとめた生涯年収を見て

 

自分のこれから先の戦略を立てるという物です。

 

戦略を立てると言っているのに、

 

意気込みを書いている子の多いこと。

 

入試と同じく12点判定で採点するんですが、

 

一人も半分の点数にすらなりませんでした。

 

作文というのはテーマからそれてはいけないんです。

 

戦略を立てなさいと言われたら戦略を立てないと大幅減点です。

 

そもそも戦略という物を知らないんですかね。

 

戦略とは基本的に逆算で考えるものです。

 

まずは明確なゴールを決める。

 

明確なゴールを決めたらその一つ手前にどんな状態であるべきかを考える。

 

その状態になるためには、それまでに何をすべきかを考える。

 

それをやるためには何が必要かを考える。

 

何が必要で、それがいつまでに必要なのか、

 

それを入手するためにはどうすれば良いのか。

 

そしたら今何をすべきかが見えてきます。

 

今回は作文のテーマに沿うことを必ず書くことと、

 

自分の戦略を真面目に考えてみることを主題としています。

 

なかなか皆さん書くのは難しいようなので、

 

ここでヒントを出しておきました。

 

決められた内容に対して、決められたルールで書かないといけないのが作文です。

 

戦略を書きなさいと言われて、

 

意気込みを書いているようでは論点がずれています。

 

問題を読んで、理解し、それが求めるものを書かないといけません。

 

それは作文だけではなく、

 

すべての問題がそうなっています。

 

フラットな気持ちで問題を読んで、

 

自分が持っている作文とはこういう物だというイメージを捨て、

 

テーマに没頭してください。

 

これは社会や理科の記述問題にも影響するものです。

 

社会や理科の記述で、そこまでは聞かれてないと指摘されたことがある生徒はたくさんいると思います。

 

それが問題をちゃんと読めていない証拠です。

 

そしてこの戦略を立てるというのは、

 

数学の証明に似ています。

 

かなりの論理的思考が試されるものです。

 

これがうまく書ければ大したものでしょうね。

 

次のテーマまで少し間をあけるので、

 

皆さんの直しをお待ちしています。

 

 

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