塾生を叱る理由ではなくて、
根本的に人間がなぜ怒るのかの話をします。
なんでこんな話をするかというと、
怒っても何も良い判断ができなくなるからです。
怒るという仕組みを知り、
それを上手に押さえられた方が
人生うまくいくことが多いからです。
では、なぜ怒るのか。
１、図星だから
２、許せる範囲が狭いから
３、本気だから
おそらくこの3つに分けられます。
親が怒る理由は「３」ですね。
我が子の人生に対して本気で考えているから。
これです。
部屋が汚いとか、
風呂入るとか、歯を磨くとかの衛生面とか、
もちろん勉強しろだとか、
挨拶しろとか、
早寝早起きしろとか、
マナーを守れとかね。
もう親が子供に言うことのすべてですね。
子供からしたらうるせぇ！って感じなんですけど、
親からするとその家にいる間しか子供を育てられないわけですし、
子供に幸せになって欲しいと思うのが当然なので、
その幸せになれる方法を本気で考えていくと
当たり前のように口うるさくなりますね。
ま、中にはそういう親ではない人間もいますけど、
ここの生徒の親はみんな子供に対して本気で取り組んでいると思います。
だから口も出したくなるわけです。
それを出さないようにしてねと言っているので、
親と塾との連携というのが大切になりますね。
家で言わない分、ここで言いますから。
親と僕とで違うのは
怒らないで言えるところです。
良い意味で我が子ではないので、
バランスがとりやすいというのはあります。
もちろん我が子には塾生の100倍は怒って話しますよ。
それをほかの家の子にしないでしょうよ。
さすがにね。
たまにその半分くらいの熱量で怒るときはありますけども。
でね、なんで親が言うことに反発するかってのが、
「１」の図星だからです。
勉強してないから、勉強しろといわれると腹が立つ。
部屋が汚いから、部屋が汚いと言われると腹が立つ。
歯を磨け、挨拶しろ、マナーを守れ、
これら全てちゃんとできていないと自分でもわかっているから
腹が立つわけです。
ということは、親に対して怒って悪態ついている時点で、
自分がそれをできていないことを認めているということになりますね。
割とダサいですね(笑)
で、それだけではなく、
「２」も影響しています。
若いうちは許容範囲が狭いわけです。
許せる範囲ね。
例えば、
小さい子供が「あいつがバカって言ってきた！」と怒るようなもんですね。
大人になって「あの人にバカって言われた！」って怒っている人見たことありますかね？
なんて低レベルな・・・って思いますよね。
でも幼稚園児くらいの子からすると
「バカ」といわれることが心底イラつくわけです。
大人になって、「勉強しなさい」と会社で言われて
怒る人がいないのと同じです。
たまにいるんですけどね。
それは大人になり切れていない大人ですね。
一番たちが悪い奴ね。
大人になって、
歯磨きしなさいとか、風呂にはいれとか、
部屋を掃除しろとか、挨拶しろとか、
これらを言われている時点でやばいじゃないですか。
でも言われたところでそんなに怒らないと思うんですよ。
いや、、、
これができない大人だとガキなんで怒るかもしれませんね。
キーポイントは精神年齢なんです。
幼いと怒りやすいですしね。
だから親に言われて、
自分の悪いところを正せないという時点で、
まだまだお子様ですねって話です。
何かを言われて腹が立ちそうなときに
思い出してみてください。
怒る気がなくなります。
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