人生を楽に生きるのと、
楽しく生きるのは
漢字が同じですが、違う意味です。
楽な人生というのは
困難などがない無難な人生でしょう。
楽しい人生とは、
活力がある人生とでもいいましょうか。
メリハリがある人生とでも言いましょうか。
要するにそこに困難がないと成立しないものです。
困難がるから、そのために努力をするから
それを乗り越えた時に「楽しい！」と強く感じるわけです。
何も困難がなく、無難な道を選んだとすれば、
それは何も景色の変わらない道を歩いているのと同じです。
全く面白みのない人生になってしまう。
だからどんなことでも全力でやるんです。
遊びでも仕事でも、
全て全力でやるから面白いと思えるし、
楽しいと感じれるわけです。
もうすぐ高校受験です。
これまで努力してきた子たちは
合格した時に泣けるほどにうれしく感じます。
なんとなくかわして合格できる高校を選んだ子は
合格したというのを見てもうれしいとは思いますが、
そこまでの感動はありません。
そしてこの経験というのは
今後の人生でなかなか体験することができません。
「受験」というものがある今だからこそ
そういう貴重な体験ができるということです。
話を一番最初に戻します。
今まで楽に生きてきた子は
合格するかどうかも危ないでしょうが、
そこは楽に生きていくので勉強しなくても入れる高校にしたことでしょう。
今は学校の先生も挑戦はさせませんからね。
絶対に合格する高校を勧めるでしょう。
そして無難に高校に進学していく。
高校でも中の下をさ迷って
大学も勉強しないで入れるところか、
誰でも入れる専門学校という道に逃げる。
すごく正当そうな言い訳だけはうまい傾向もありますしね。
そして30歳過ぎたあたりに
「もっと勉強すればよかった」というわけです。
さて、今回の受験で努力して合格をつかみ取った子たちは、
まず合格発表を見た時点で感動できる。
もし不合格だとしても、その努力をしたという経験は
何物にも代えがたい貴重な経験です。
そしてすぐに大学受験に向けて目を向けることができる。
（親の邪魔が入らなければではあるが。）
そして努力をすることを知っているため、
努力をすることで成功できる可能性が上がることを知っているため、
大学受験でも努力ができる。
だから成功確率は上がる。
高校受験で苦労したのに、
大学受験でも志望校を決めるのが遅いとか、
もう救いようがないでしょ。
それはもう愚かすぎる。
経験したことから学び、
また一つ大きくなっていく。
だから人生はより一層楽しくなっていく。
困難なくして楽しさはない。
若いうちにたくさん苦労してください。
経験をしてください。
しかも全て全力でやってください。
それが大人になった時の財産になります。
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