栄進研は塾の規模の割に
先生の数が多い。
通常生徒数が50人規模であれば
塾長が一人いて、
後はバイトで授業を回せるので
1人で何とか出来るレベルではある。
しかし栄進研には講師が二人もいる。
その講師の東浦と林は元々、以前勤めていた学習塾の時の部下である。
東浦は滋賀の時の。
林は愛知の時の。
それぞれ僕が塾を開くと言うと、
その時に勤めていた会社を辞め、
すぐに埼玉まで来た。
二人とも僕が持っていない素晴らしいものを持っている。
おそらく生徒の心をつかむ能力は東浦の方が僕よりも高い。
彼を苦手とする生徒を前職から聞いたことがないからだ。
ずけずけ言うくせに、周りは笑いに包まれている時が多い。
それでいて、英語の知識も僕よりも確実に高い。
で、わかりやすい。
知識があるだけで分かりにくい先生も世の中にはたくさんいるのに、
彼の授業はとても分かりやすい。
そして面白い。
さすがM1グランプリ２回戦進出！
授業の内容や、方針は確かに僕が決めてはいるが、
それをより良い現実のものにしてくれるのが東浦という先生である。
ただ基本的に間抜けなので、
困ったもんだなとは思うんですけど。
しかしその間抜けちゃんの穴をしっかりと埋めるのが林なのだ。
林は僕が最も苦手とするパソコン関係に強い。
栄進研が出しているチラシなどは
原案は全て考えているが、仕上げは全て林が担っている。
今年実施した合宿の管理や、バスの手配なども全て林任せ！
僕は口を出すだけ。
あの合宿中に実施したテストも全てmade by 林
あんなことは僕にはできない。
その作成した小テストを今では授業の最初に実施するようになった。
それができるのも全て林のおかげ。
生徒に足りないものを見抜く力があり、
何を覚えておく必要があるのかがわかっているからできることなんですよね。
ま、たまに融通利かないですけど。
それをやんわりするのが東浦だったりするわけです。
このように、栄進研には僕よりも素晴らしい先生がいてくれるわけです。
僕が授業をやるときはありますけど、
脱線しまくります。
その時に必要だと思ったことをその場で考えてその場で行動しますから。
ま、授業をやったら負ける気は1ミリもないんですけどね。
抜き打ちで先生交代します。
そのうちね。
急に授業の先生が僕になることがやってきます。
楽しみですね。
というか、丸付けしながら質問対応している方が大変だし！
しかも全教科！
個別の授業しているよりも、
下で採点している方が大変です！
たまに美術とか音楽とかの質問も来るし。
なんでも答えます！
だから異質なんでしょうね。
こんな塾見たことないと生徒にはよく言われます。
確かに一番面白い自信はあります。
一番勉強量があるとも思います。
大人になった時にふと思い出して、
思い出し笑いをしてくれるような塾にしていきたいですね。
ここに通っていた生徒が、
栄進研で働きたいというような塾にしていきたいですね。
それは一つの夢ですかね。
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