現在中3は高校入試突破に向けて頑張っていると思います。
前々から言っているように高校入試は一つの通過点です。
ここがゴールではないので、
入試が終わったからと言って勉強が終わるという話ではありません。
むしろこれからが本番です。
98%の人がめでたく高校に合格するわけですが、
その高校に行ってからもトップの人と最下位の人ができます。
当たり前のように見えるかもしれませんが、
不思議に感じませんか?
高校は偏差値で分けられているのだから、
そんなに差がないはずです。
それでも最下位が学年1位に勝つことはない。
これがなぜかっていう話です。
単刀直入に言うと、勉強していないからです。
ただここの勉強していないというのは中学の勉強していないとはわけが違います。
やるべき勉強をしていないんです。
中学の時はさほど学校の先生からも言われないのですが、
高校に行くと「予習」をしなさいと頻繁に言われるようになります。
中学はどちらかというと「復習」しろと言われます。
これが一つ目の差です。
「予習」をしないと学校の授業の速度についていけない。
だから予習をちゃんとしない生徒は何が何だかわからにうちにおいていかれます。
しかも小テストの勉強をしなければいけないとかいうまっとうらしい言い訳をして。
栄進研では高校に進学する前に予習の仕方を教えています。
それをやっていく生徒は高校についていけるし、
やってこなかった生徒はもうかなり最下位に近くなってしまう。
結局自分でやるかどうかなんです。
中3のうちに高校に行ったら予習だけで2時間はかかるよという話をします。
しかも英語と古典だけで。
去年は特に、古典と英語のノートの書き方まで教えましたが、
やっている人は何人いるんでしょうね?
ここが差がつく二つ目のポイントです。
やるべきことをやり続けているのかどうか。
春先はやるでしょうね。
高校は中学なんて比じゃないくらいに難しいと言うので。
でもだんだんやらなくなるんです。
「忙しいから」という理由で。
そんなことやってる時間がないと。
それでもTikTokは見るし、インスタもみているんです。
時間がない?
どの口が言うのでしょうか?
やらなければいけないことをやらずに自分がやりたいことはやる。
それで高校の順位をキープできるとお思いですか?
そんなことしている子にスマホを持たせる価値無しだと思いますけどね。
うちは高校生でもダメだと思ったら即解約します。
お金を出していただいているという感覚がないのはもってのほかです。
そして実はこれが三つ目の差です。
自律できていない。
とはいえ、高校生なので自律するのは正直難しい。
だから親が口うるさくもなるわけです。
親が口うるさくなるのって、自分の責任ですからね。
中学生や高校生の皆さんが、
やるべきことをやっていれば親は口うるさくなりません。
たまにやってても口うるさい親はいますが、
それはレアな話です。
原因はすべて自分にあります。
点数も良くない、
夜は遅くまで起きていて、朝は起きてこない、
部屋は汚い、
歯も磨かない、
勉強しているそぶりもない、
暇あればスマホ。
そんな状態で口うるさくならない親っていますか?
いるわけがない。
全ては自分で律することが出来ていないから、
「仕方なく」親が口を出して差し上げているんです。
親が口うるさいのが趣味だとでも思いますか?
あんなもの、できる限りやりたくないんです。
親だっていつも楽しく、笑顔で過ごしたいですよ。
それがわかるのは自分に子供ができた時でしょうね。
ということで、そういうことの積み重ねが
高校に行ってからの順位を落としていくわけです。
高校なので、入学する時は大差ないんです。
同じような偏差値の子が集まりますから。
でも最下位と1位が生まれるわけです。
特に上位の高校に進学する子たちは、
中学では上位20%とかにいつもいた子たちですから、
尚の事下位の順位は受け入れがたいでしょう。
いらないプライドが邪魔をして言い訳の嵐でしょう。
でもそれが自分を下位に至らしめる一番の原因なわけです。
何をわめいてもかまいませんが、
やることをすべてやってからにしてください。
やりもしないでうまくいかないと言っても、
そんなのあたりまえだとしか思いません。
高校は偏差値が近い人間の集まりです。
ちょっとさぼればすぐに最下位です。
逆にちゃんとやり続けていれば最下位になることはないし、
トップに食い込むことだってできる。
中学のように小手先でかわすことは出来ません。
しかし、、、
高校生見ていると、中学の時からやれということをやってこない生徒は軒並み成績良くないですね。
何かしらの言い訳してやらないので当然と言えば当然です。
忙しい中でもちゃんとやている子は成績良いですもの。
昨日も目の前に高校生二人座って勉強していましたけど、
そういう所からやらないといけないんです。
その子たちは分かってるんです。
僕の目の前で勉強すべきことを。
なんでもそういう細かい差が大きな差につながるということです。
その代表的なものを今日は3つ紹介したにすぎません。
成績が良いにしても悪いにしても、
その原因は一つではなく、
様々なものが絡み合ってその結果になっています。
まず一つずつ改善していくことしかできませんが、
1歩ずつ前進してもらいたいものです。
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