6月あたりから
大体の塾では夏期講習を勧める時期に
なってきていますね。
ところで皆さん、
夏期講習はやるべきだと思いますか?
やらなくてもいいと思いますか?
結論から言うと
そんなのわかりません!!
というのも理由があります。
まず夏期講習をやる意味です。
①学校が休みのうちに遅れを取り戻す
②夏期講習という空気に触れ、やる気を上げる
③学校が休みのうちに先取りしまくる
基本はこれのどれかです。
これだけでは夏期講習をやるべきかどうかの答えには
たどり着きません。
で、次のステップです。
「その夏期講習のカリキュラムに根拠があるか」
これを考えないといけません。
①は簡単に言うと「復習」です。
その復習は何をどれくらい復習して
今はどれくらいのレベルにいて、
それをどこのレベルまで上げるんですか?
その夏期講習が終わったら
何点まで上がるんですか?
要するに、
どんなところができなくて、
そのできないものをどこのレベルまで上げるのか。
その根拠を示してもらい、
それに納得できるならやるべきです。
問題は塾側が提示した根拠が
ズレている場合があります。
その塾長がお子さんのことをよく理解しているかどうか
ここをポイントに見ても良いと思います。
②は簡単に言うと経験です。
夏期講習では受験生にスイッチ入り始めます。
他の受験生を見ることができるのと
やる気のある生徒と同じ空間にいれること。
その生徒と一緒に勉強できることは
とても良い経験になります。
その空気に触れさせたいというご家庭は参加すればよいと思います。
これの問題は、「根拠がないこと」です。
空気に触れて学力上がるなら
誰も苦労しません。
確かにその空間にいる経験は
価値あるものですが、
それだけでは読めない漢字が読めるようにはならない。
結局その経験から
自分で勉強をするようになるところまで行かなければ
ほとんど無意味です。
③は「予習」です。
1.2年生の生徒には良いですね。
休み明けにやる授業を先取りして
授業自体を復習にしてしまう。
学校の授業が復習になるので
覚えもまた早くなる。
①と同様に根拠を示してもらい
それに納得できるならやるべきですね。
しかしこれの問題は
偏差値が高い生徒じゃないと無理です。
分岐点は偏差値60です。
偏差値60行かない生徒は
復習をやらざるを得ない状況だからです。
予習というのは
もともとの土台があって初めて効果を発揮します。
基礎の部分が抜けているのに
予習を進めても
結局その基礎を埋めないと理解はできません。
これについても
そこの塾長がちゃんと子供を理解しているかどうか
この点をポイントにしてみると良いですね。
まとめると
夏期講習などの季節講習は
その生徒にあったものならやるべきです。
それぞれ夏の間にどうなりたいのかを考え、
夏が終わった時にどうなっていたいのかも決めて、
その目標に使えると思えばやるべきですし、
目標に合致しないと思えばやらない。
提案されたままにやればいいというものではありません。
よく考えて自分の「根拠」を持ってください。
今勧められている夏期講習に「根拠」はありますか?
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