高校入試と大学入試

高校入試と大学入試、

 

何が違うのかという話をしていきます。

 

まず高校入試。

 

入試の出題範囲は学校の教科書を超えません。

 

各市町村で使用している教科書は違いますが、

 

結局入試は同じ問題です。

 

逆に考えると、

 

入試が同じ問題なので、

 

どの教科書を使っても最終的な着地点は同じということになります。

 

しかも全国どこでもです。

 

そうじゃないと義務教育とは呼べません。

 

義務なので、同じ内容をやらなければいけないとなっています。

 

だから教科書が違うと、進み具合の早い遅いはありますけど、

 

最終的に同じ内容を勉強し終わることになっています。

 

もちろん中高一貫校は別です。

 

また、「内申点」という当日のテストと判別のポイントがあります。

 

要は通知表の点数です。

 

その内申点と当日のテスト、さらには調査書をすべて合算して合否が出ます。

 

そこが高校も義務教育感がある理由です。

 

あとは進学率です。

 

大学に行かずに就職する人たちはいますが、

 

高校に行かずに就職する人はほとんどいません。

 

高校への進学率は98%を超えますから、

 

ほとんど全員が高校には行くことになります。

 

だからそれも逆の発想をしてみると、

 

98%の人が必ずどこかの高校には合格することになります。

 

まとめると合格して当然、行って当然なのが高校です。

 

 

 

 

それに対して、大学の進学率は54.4%です。

 

これが低いか高いかという話ですが、

 

世界で見ても先進国の中では低いほうです。

 

アメリカの大学進学率は88.3%であり、

 

韓国では98.3%もあります。

 

大学進学率世界ランキング

大学進学率世界ランキング

 

グローバル化をしていかなければいけないとずっと言われている中で、

 

この差です。

 

この進学率の低さが大学進学を簡単にしているかと思いきや、

 

格差が広がることにつながってしまっています。

 

どこでも良ければ大学は入れます。

 

簡単にはいれる高校と同レベルの感覚で入れる大学はあります。

 

それでも大学の進学率は54%なんです。

 

それはなぜなのか。

 

一つ目は、日本では裕福な生活を望まなければ

 

大卒ではなくても生活ができること。

 

二つ目は、良い大学に行ったところで、

 

大金持ちにはなれないこと。

 

三つ目は、子供の教育にお金をかけないこと。

 

おそらくこの3つが大きく作用しています。

 

日本は良いことか悪いことかは知りませんが、

 

中卒でも生きてはいけます。

 

確率の問題で、金持ちになれるかどうかは変わってきますが、

 

おそらく年収300万くらいであれば学歴は関係ない。

 

というか、会社に勤めるのであれば、あまり学歴は関係ないかもしれません。

 

300万で良ければ。

 

大企業に入るためには学歴が必要な場合がほとんどなので、

 

そことは縁がないかもしれませんが、

 

大企業じゃなければ可能性は普通にあります。

 

そして半分くらいの親もそれで生活できてしまっている。

 

だから無理に目指さない人もいるのかもしれません。

 

二つ目の大金持ちになれないというのも似たような理由です。

 

雇われているうちは大金持ちにはなれません。

 

はっきり言いますが、絶対になれません。

 

例えばトヨタクラスの大きな会社の取締役であれば、

 

大金持ちかもしれませんが、

 

そういう大企業の取締役は、

 

起業をして成功できるほどのスキルを持っています。

 

中小企業の取締役では年収で1500万行けば良いほうだと思います。

 

それでも大学までにかかったお金をたった2年で稼ぐわけですから、

 

相当コスパは良いのですが、

 

中学生や高校生はそこには気づかないし、

 

その親もほとんどそのことを理解していない。

 

それよりも部活やら、大変なことから逃げることの方が優先される。

 

三つ目はこの仕事をやっているとものすごく感じます。

 

高校生までは塾に行くけど、

 

高1になると辞める。

 

中3よりも高1の方が50倍以上勉強が大変なのに、

 

さらに言うと高1よりも高2の方がそこからまた20倍は大変なのに、

 

勉強すること辞める。

 

自分でやりますと言って本当に塾に通っているときよりも勉強している生徒を見たことがありません。

 

だから大学に進学できないというか、

 

ギリギリになってランクを激落ちくんさせるんです。

 

4年生の大学から短大や専門学校へ。

 

そうやって日本の大学進学率が低くなっていくわけです。

 

うちにも子供が7人いるので、

 

こういう話をしていきますが、

 

子供たちは結局大人にならないと分からないのだと思います。

 

というのもありますが、

 

親以外の大人から言われないとダメなんだと思います。

 

親が言っても多くは聞く耳持ちません。

 

話しているときのあの反抗的な目ね。

 

話す気無くしますよね。

 

でも塾の生徒は自分から聞きに来るわけですから、

 

ちゃんと話を聞きますよね。

 

その違いはでかいです。

 

色々話しましたが、

 

結論、大学に行った方が良いかどうかというのは

 

もちろん行ったほうが良いということになります。

 

しかもちゃんと就職した時に自分の能力になるような大学にです。

 

大学受験に関してはまた別の機会に話します。

 

ただ一つ言えることは、

 

高校入試の感覚で大学入試は無理です。

 

それだけははっきりしてます。

 

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

全国の敏腕塾長が集まり本を出版します!

本では語りつくせなかったことや、本の内容をもっと知りたいなどの質問を受け付ける

オープンチャット「全国敏腕塾長に質問!」も用意しております。

LINEアカウントはこちら

お友達登録はこちら 

ホームページのお問い合わせはこちら