正しい推論・誤った推論(解答)

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昨日の問題はどうでしたか?

 

論理力が試される問題です。

 

これを鍛えることで情報を分析する力も上がりますよ!

 

 

 

<問題>

次の推論から、誤っているものを選びなさい。

 

 

推論1

(前提)猿は哺乳類である。 

(前提)哺乳類は動物である。

それゆえ

(結論)猿は動物である。

 

推論2

(前提)毒薬を飲むときは必ず水を飲む。

(前提)水を飲むと必ず死ぬ。

それゆえ

(結論)毒薬を飲むと必ず死ぬ

 

推論3

(前提)バナナは栄養がある。

(前提)食べ物は栄養がある。

それゆえ

(結論)バナナは食べ物である。

 

 

<解説>

推論1から順にみていきましょう。

 

推論1では、猿が哺乳類である・哺乳類が動物であるという2つの前提を組み合わせると、

 

猿は哺乳類であり、その哺乳類は動物だから、結局猿は動物であると言えます。

 

 

推論2も同じような文の構造ですね。

 

前提1では毒薬を飲むと水を飲む。

 

前提2では水を飲むと死ぬ。

 

これらから毒薬を飲むと死ぬ、と言えます。

 

ただしこれは前提がそもそも事実ではありません。

 

水を飲めば必ず死ぬわけありませんからね。

 

このように間違った前提を認めてしまうと

 

結論も認めざるを得なくなります。

 

 

推論3はバナナに栄養があり、食べ物に栄養があるときに、

 

バナナは食べ物である。という文章です。

 

一見正しそうですが、これが誤った推論です。

 

なぜなら、前提ではバナナと食べ物の両方に栄養がある

 

と言っているだけです。

 

この場合、「食べ物」を「桃」に変えてみるとわかりやすいですね。

 

「バナナは桃である」という結論になってしまいます。

 

これは明らかにおかしいですね。

 

なのでこの推論は

 

前提は正しくても、結論が誤る可能性があります。

 

よって誤った推論は③でした。

 

 

 

前提や結論だけを見ても正しいかどうかは見えてきません。

 

文と文の関係性をよく考えることで、正しいかどうかが見えてきます。

 

与えられた情報と結果にどんな関係があるのか

 

それを考えることが重要ですね。