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前回の問題はどうでしたか?
まだやっていない人は、ぜひ先に考えてみてください。
論理的思考とは(問題)
<解説>
今回は「結論を導くに当たって前提とされたこと」を選ぶ問題でした。
そもそも前提とは
それが保証されないと上の結論が出てこない
というものです。
問題を解くときのポイントは
選択肢の逆を考えて、結論が出てこないもの
を考えていきます。
選択肢を逆に言っても結論が出てくる。
選択肢がそもそも結論に関係ない。
というようなものは誤った選択肢です。
このことを考えながら、選択肢を見ていきましょう。
①新たに開発される学習法は常に古い学習法の欠点を考慮して開発される。
「欠点を考慮して」考えられていない場合でも、成績をあげれば学習効果があると結論される。
つまり、逆のことを言っても結論を出せる。
②3か月の学習機関で効果測定をすることは、不適切である可能性がある。
この内容を逆に言う場合、
「3ヶ月の学習期間で効果測定をすることは不適切な可能性がない」ということになり
結論を出すことが出来る。
③英語の学習法の優劣は、3か月の学習機関でも明らかになる。
この条件は②の逆を意味している。
したがってこの選択肢の逆は②と全く同じ内容になり、結論が誤りであることになる。
つまり、逆のことをいうと結論が出てこなくなる。
④学生の履歴や資質は様々なので、英語の能力に関して、ほぼ同等な2グループの学生を集めるのは困難である。
逆のことを言うと、「能力が同等のグループを集められる」ということになり、学習法の比較が可能である。
だから逆のことを言っても結論を出すことができる。
⑤英語を学習させ成績を比較して学習の効果を調べることが可能な2グループの学生を集めることができる。
この条件は④の逆なので
逆のことを言うと④と同じ内容になる。
「英語を学習させ成績を比較して学習の効果を調べることが可能な」集め方が
可能でなければ、「成績を比較して学習効果を調べる」ことは不可能である。
つまり、逆のことを言うと結論が出せなくなる。
⑥英語の学習法は、常により新しい学習法を採用するべきであり、旧学習法は改められる必要性がある。
この条件は、この実験からこの結論を出すか手には関係がない。
つまり、この条件の逆を言おうが結論には無関係である。
⑦新たな学習法の方が旧学習法よりも学生の学習意欲を高める。
学生の学習意欲については実験で触れられていないので、
この条件も結論とは無関係である。
⑧両者が受けた試験の問題は、英語の能力を正確に判断できる同じ問題または同程度の難易度の問題である。
「英語の能力を正確に判断でき」、「同じ」か「同程度の難易度」の
問題でなければ、学習効果を比較判断できない。すると学習法に優劣をつけることができない。
つまり、逆のことを言うと結論が出せない。
⑨語学の能力は、どんな学習法によっても必ず向上し、下がることはない。
実験に能力が向上するかどうかは関係がない。
試験結果を比較しただけである。
つまりこの選択肢も⑥⑦と同じように、結論には関係ない。
よって、正解は③,⑤,⑧
余計な情報に惑わされずに、必要な情報のみを抜き取ることが必要な問題でした。
テストの分析も同じですね。