合宿の最終日の模試が終了してから
先生たちと生徒で少し話をしました。
題材は
「高校は私立に行くべきか、公立に行くべきか」
へらへらしている生徒はすぐ帰るので
こういう話の時は基本的にいません。
合宿終わりで疲れている中でも
リアルに私立に進学して今慶応大学に通っている先生の話を聞く
貴重な経験をできたというのは大きいですね。
というかそういう座談会みたいなものを開いてもいいのかなと思いました。
結論から言うと、
「私立に進学するなら偏差値60以上の高校の上位20%に入れる自信があるならお勧めする」
という意見で先生サイドは意見が一致していました。
理由などはここで書きません。
そこにいた生徒たちは知っています。
ただ、この話は先生同士で何の打ち合わせもすることなく、
完全一致したものです。
公立と私立で比べた場合に明らかに違うのは
設備です。
私立高校の方が設備はしっかりしています。
それは事実です。
だからこそなんですよね。
20%以内に入れないのであれば、
お勧めできないっていう理由が。
ま、それでも行きたければどうぞ。
何を言っても決めるのは本人です。
ただ事実としてあるものをこちらは伝えます。
「私立は手厚い」
その通りです。
ただし手厚くしてくれる条件がありますから。
それをちゃんと知ったうえで進学してくださいね。
公立は逆に全生徒均等です。
平等こそ命ですね。
塾で働くっていうのは、
自分の今までの教育環境を伝えたいという部分もあるんです。
こういうことで失敗したとか、
こういうところはやってよかったとか、
そういうものを生徒に先に教えてあげたいと思っている人は多いんです。
だから生徒たちはもっと塾の先生とかかわっていくべきです。
どうやったら現役で慶応に合格できるのか、
何をしてきたら現役で一橋に合格したのか、
または逆にどんなことで失敗して、
それがあるから今何を頑張っているのか。
そういう成功体験と失敗談の宝庫が学習塾です。
中学生や高校生の皆さんがまだ知らない未来の世界を知っているのが
学習塾という場所です。
親は時間たちすぎているのであまり参考にはなりませんし、
何より親の話程ちゃんと聞かない話はないでしょ。
普通の話も耳が痛いんだから。
塾の先生たちは生徒の皆さんの3年先、6年先などを教えてくれる
かなり貴重な人たちなんです。
今のままだとどうなるかが
学校の先生よりも、親よりもわかるんですから。
その話を聞いて気づいたことが一つあります。
今何かしらで成功している人は
必ず一度失敗してそこから学んでまた挑戦しています。
失敗をしても諦めていないから成功するんでしょうね。
そこに大きな差があるんだろうなと思ってみていました。
しかし合宿の一番最後の帰り際の話はよかったですね。
いつも言っていることを何の打ち合わせもなく話し始めるんですもの。
さすが慶應義塾大学って感じです。
あ、ほかにも合宿が終わった最後の日にもかかわらず、
お盆中の宿題を自ら求めてくる生徒もいました。
素晴らしいですね。
合宿でやったプリント残ってませんかって来るんですよ?
素晴らしいですよね。
本当に。
同じく疲れているはずなんですけどね。
それが伸びる生徒と伸びにくい生徒の違いなんですよね。
何んともわかりやすい構図でした。
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