志望校が決まらない人へ

いい加減志望校を決めなさいとか、

 

早いうちに志望校を決めておけとか、

 

そういうことはよく言われていると思います。

 

栄進研でもよく言います。

 

そうは言われても志望校の決め方がわからないという生徒もいます。

 

そんな生徒にちょっとだけアドバイスをします。

 

志望校の決め方は一択です。

 

 

 

 

「逆算して考える」

 

 

 

 

これのみです。

 

ではどういうことなのか説明していきます。

 

 

 

 

まず頭に置いておかなければいけないことは、

 

受験生、または受験生の親はこれから受験までの間、

 

非常に視野が狭くなりがちということを注意しておいてください。

 

学校説明会があると言えば予定を調整し、

 

北辰が返ってきたと言えばその結果を見て右往左往し、一喜一憂する。

 

その時に子供に目をやれば、のんきにゲームをしたり、

 

友達と遊びに行くと言ったりする。

 

当然イライラするし、焦るのは親ばかりと思い込む。

 

入試にかかる費用や、来年春の費用を考えれば、

 

現実逃避したくなるほどに嫌になる。

 

こういう状況下で志望校選びをするわけだから、

 

今の偏差値だけで志望校選びをしてしまうのも無理はないと思います。

 

 

 

 

そこで、一度我が子が就職活動をするときのことを考えてみてください。

 

今の中3が就職活動するのは、

 

今から7年後。

 

高校3年間と大学4年間で考えるとちょうど2029年ですかね。

 

そのころに就職活動をしていることになります。

 

その時の求人情報はどうなっているでしょうか。

 

コロナがあって、円安が進んで、

 

日本はこれから深刻な不景気に入るだろうと言われている2022年ですが、

 

その深刻な不景気は2029年ごろどうなっているのか。

 

当然今よりも深刻な求人倍率になっていることでしょう。

 

 

 

 

それ以外にも、

 

「格差」が広がります。

 

大企業はとてつもなく入りにくくなり、

 

人手不足の業種は入りやすくなる。

 

何も大企業じゃなくても、、、と思うかもしれませんが、

 

大人だとイメージは付くと思います。

 

「福利厚生」で考えてみましょう。

 

 

 

「住宅手当がある」「休みが多い」「残業が少ない」

 

 

 

これら「待遇」の良さを追求していくと、

 

それに比例して倍率が上がることになります。

 

就職しやすい職場はブラック企業ばかりで、

 

待遇の良い会社は倍率激高になる。

 

イメージで言うと、

 

エントリーシート15000枚から面接に進むのが100人~200人程度、

 

面接200人の中から採用は30人程度。

 

そういう状況になります。

 

 

 

 

そこで分岐点になるのが、「思考の差」です。

 

例えば、企業の応募条件に「4大卒以上」と書いてあるとします。

 

それをみて、

 

「4大出てればいいのか。じゃぁ適当に入れる大学に入ろう」

 

と思うのか、

 

「4大卒でも少しでも偏差値の高い大学に入っておかなくちゃ」

 

と思うのか。

 

その「思考の差」です。

 

これが実は「環境の差」からくるものなんです。

 

 

 

 

少し時間をさかのぼって、高校時代だとします。

 

テストを受けて、先生が「赤点取ったら追試だからな!」といったとします。

 

それを聞いて、

 

「ま、赤点取らないぎりぎりで交わせればいいじゃん!」

 

と思うのか、

 

「入試のために常に当然全力を尽くそう!」

 

と思うのか、

 

こういう考え方の差が、高校単位であるわけです。

 

 

はっきり言ってしまうと、

 

偏差値が低い高校では「赤点を基準に置く」生徒が多い。

 

偏差値が高い高校では「赤点」すら考えていない。

 

「赤点」が恥であると認識している。

 

もちろん赤点ギリギリも恥であることを知っている。

 

そういう集団の差なんです。

 

そういう思考の集団に身を置くかどうかを考えなければいけない。

 

 

 

 

今の面接では、

 

 

「指定校推薦ですか?総合型選抜ですか?一般受験ですか?」

 

 

と聞かれるところも増えてきています。

 

一概に何が良くて何が悪いとは言い切れませんが、

 

どうやって大学へ行ったのかも聞かれるわけです。

 

正直言うと、どうやって大学に行ったかを聞く裏は知っています。

 

何が良くて何が悪いと言われるかを把握しています。

 

ここでは言いません。

 

 

話を最初に戻します。

 

要するに、大人になって待遇の良い会社に勤めたければ、

 

その会社が必要としている条件の上を行けと言う話です。

 

「TOEIC700点以上」と書かれていれば、

 

「700点」というのは「服を着る」というのと同じくらいの条件です。

 

だからここでは「850点」くらい持っておきたい。

 

というか、そのくらいの思考でいなさいということです。

 

だからそういう環境に身を置いておきなさいと言うことです。

 

 

「赤点ギリでもいいや」「赤点取ったら追試でかわせばいいや」

 

 

そういう思考の集団に身を置いてはいけないということです。

 

そう考えれば、高校選びは偏差値が高いところほどに

 

より意識の高い環境になることはサルでもわかることです。

 

受験まであと150日くらいあります。

 

その150日でどれほどに偏差値を上げられるかです。

 

学校の先生が勧めてくる入って当然のところに惑わされないでください。

 

ちゃんと正確にその子の学力を判断してください。

 

 

 

ちなみにこれは将来やりたいことがないという生徒に向けての話です。

 

将来やりたいことが明確な生徒が最も強いのは言うまでもありません。

 

やりたいことに必要な資格を日本で一番取っている大学へ行ってください。

 

その大学へ行くために最も合格しやすい高校を選んでください。

 

 

 

何もない生徒は、

 

草加なら目指すのは春日部高校、越谷北高校です。

 

せめて越ケ谷高校です。

 

目指す場所は高くないと。

 

最初から低いところを目指したところで、

 

何もできません。

 

 

 

やりたいことがない生徒ほど死ぬほどに勉強してください。

 

いずれやりたいことができたときに何とでもできるようにするためです。

 

志望校は「いけることろ」ではなく、「行きたいところ」「行くべきところ」です。

 

今の偏差値で入れるかどうかで考えているのであれば、

 

即刻考えを改めてください。

 

高校名が出なくても偏差値は65以上を狙うこと。

 

そんなこと、親が一番よく知っているはずです。

 

自分に学歴があればと考えたことくらいあるでしょうに。

 

少なくとも自分自身は考えたことがあります。

 

もっと勉強しておけば。

 

正直、僕は中学生の時に栄進研があればと思っています。

 

ここに来ればやらないとまずいって思えますもの。

 

 

 

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