国語は日本に住んでいる限り絶対にやらなければいけない科目です。
前にもお話したことはありますが、
日本にあるテキストはすべて日本語で書かれています。
理科だろうと英語だろうとすべて解説は日本語です。
だから日本語を正しく読めないと
すべての科目を正しく理解することはできない。
授業で教えてもらうにしても、
授業で話されている言語は日本語です。
しかも授業をする側の人が必ずしも日本語が得意とは限らない。
社会の授業がとー----ってもつまらないという経験をした人も多いことでしょう。
それは話し方が良くないのもありますが、
そもそもの日本語がよろしくない可能性もあるわけです。
正しくない日本語を、日本語を正しく理解できない人が聞くので
理解に苦しむのは当然です。
ということで国語はとても重要ということです。
ではどうやって国語の点数を伸ばすか。
それをまとめていきます。
1,漢字を極める
2,読み方を極める
3,解き方を極める
漢字を極める
テストには必ず漢字の書き取りと読み取りの問題があります。
しかも1回のテストで20点ほどもあります。
100点中の20点ですから、
そこの20点を取らないことには話にならないわけです。
逆に言うと漢字を極めれば20点は確実に取れる。
しかもここでの「極める」というのは
すべての漢字を統べる漢字王になるのではなく、
テスト範囲という非常に狭い世界の漢字を覚えるだけです。
大した量ではないんです。
それを毎回できるようにしなさいよという話です。
それが結局積み重なって、
受験の時には漢字が書けるようになってますから。
で、勉強方法ですが、
ひたすら漢字をたくさん書いてください。
っていうのは噓です。
これ、時間の無駄です。
手首の運動です。
自己満足です。
漢字を覚えるためには順序があります。
まずは読めるようにすること。
次に形を覚えること。
最後にテストすること。
これだけです。
すべてに共通する勉強方法は、
「よーく見ること」です。
漢字をよーーーーく見てください。
で、見て覚えたと思ったらテストです。
その繰り返しだけでできるようになります。
漢字が苦手だから一生懸命書いて覚える!
意気込みは素晴らしいですが、
それで漢字が得意になったんですか?
苦手なままの人の方が多いはずです。
ただこの勉強方法は中学生以上です。
小学生はまだ漢字をたくさん書いてください。
それも小学4年生までですかね。
それ以降はとにかく漢字をよく見ること。
で、テストすること。
間違えた漢字をまたよく見ること。
見てもよくわからないってのはほぼないと思いますが、
わからないときだけ一回書いてみてください。
この勉強の根拠はちゃんとありますが、
それは塾でお話ししますかね。
聞かれた生徒にだけ教えます。
読み方を極める
国語には2つの種類の文章が問題として出ます。
小説文と論説文です。
小説文が物語です。
論説文が説明的な文章です。
それぞれに特徴があって、
良く出題される問題の共通点があります。
まず小説文から。
小説文には流れが存在します。
まず主人公がマイナスな状況に置かれていることが多い。
そしてある事件が起きて、
そこからプラスに転じていくというお話が実は多いんです。
成長過程にある中学生に読んでもらいたい文章なわけですから、
主人公が何かしらの事件を通して学びを得て、
それをきっかけにプラスに転じていくことで成長をイメージさせるわけです。
だからこの「転」の部分を見つけることです。
もっと細かく話すと、
書かれているものが「プラス」なのか、「マイナス」なのか「それ以外」なのか
その3つに分類することです。
そうすると要点がつかみやすくなります。
では論説文はどうなのか。
はっきり言うと「比較」です。
「今」と「昔」の比較だったり、
「人間」と「自然」の比較だったり、
「仮説」と「事実」の比較だったりします。
だから何と何を比較しているのかを正確につかむこと。
それを見つけたときにそこに線を引いていくわけです。
そしてそういう部分に多用されるのが「接続語」です。
接続語は重要だとずっと前から言っているように、
そこで筆者の伝えたいことを出してくるんです。
普段から何と何が比較されているのかを考えて読んでください。
その比較対象が何かを押さえていくと要点がつかみやすくなります。
解き方を極める
国語の問題は傍線が引かれているところが問題になっています。
誰でも見たことがあると思いますが、
本文中の一部に線が引かれていて、
その線が引かれている部分について答える問題です。
ここではっきりと言っておきたい。
国語は自分で考える問題はない!!
探せばいいんです。
いつも生徒に言っていますが、
国語というのは答えが書いてある唯一の科目です。
漢字以外ね。
その目の前にある文章の中に必ず答えがあります。
だからそこを探してください。
たまに「筆者の考えなんて読む人によって変わるじゃん」
と言っちゃう生徒がいますが、
そもそもそう言っている時点で国語できない認定されちゃいます。
国語はお前の考えを聞いているわけではない。
書いていることを探すだけだ。
だから必死で探してください。
探せば何かしらかけます。
ということは空欄にすること自体があり得ないんですよ。
で、問題の特徴ですが、
大きく分けて3つです。
1,傍線部がさしている指示語に当てはまるものをを探す問題
2,傍線部の理由が書いてあるところを探す問題
3,傍線部分を言い換えている部分を探す問題
ね?考える問題ってないじゃないですか。
全部探す問題なんですよ。
間違い探しと一緒ね。
何なら絵本の「ミッケ!」と一緒だし、
「ウォーリーを探せ!」と一緒ね。
指示語とは「これ」「それ」「あれ」などです。
「これの指す部分を10字で書き抜きなさい」とか見たことあるでしょ。
指示語というのは一度出てきたものでないと使えません。
だからその指示語がある部分の前を探さないと。
次に理由を探す問題は
傍線よりも後ろに書いてあることが多い。
もちろん前に書いてあることもありますが、
それの場合は難易度が高くなるわけです。
しかし、「理由」なので、
「~から、~ので、~ため」で終わる文章を探してください。
そうすれば見つけることが簡単になります。
最後に言い変えですが、
これが要点になっていることが多い。
だから「指示語」を見つけて、
「理由」を見つけていくことで
自動的にその文章を理解できるように導かれているわけです。
国語は問題すらもヒントですからね。
上の2つをしっかりとできるようにすることで、
言い換えの問題も見えてくるようになります。
まとめ
このように国語は点数を上げにくい科目ではない。
漢字をちゃんと書けるようにして、
文章の特性を知って、
問題の種類を知れば、
あとは間違い探しです。
とにかく探すんです。
あなたの考えを聞いている問題ではないんですから、
書いてあることを徹底的に探してください。
そうすれば必ず文章が読めるようになります。
各科目の解説も読めるようになります。
そしてそれが国語で点数を取れるようなる方法です。
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