我が子が困らないように

我が子が困らないようにしてあげたい。

 

それはうちも一緒です。

 

今の時代の親の考えと違うのが、

 

大人になった時に困らないようにしてあげたいという話で、

 

子供の時はたくさん困ればいいと思っています。

 

子供の時もなるべく困らないようにではなくて、

 

率先して困る経験をしろと思っています。

 

もちろん我が子にはです。

 

ほかのご家庭の子育てに口出す気は毛頭ありません。

 

こういう話を読んだり、聞いたりして考えるきっかけになればとは思います。

 

ではなぜ子供の時に率先して困った方が良いのかという話をしていきます。

 

結論から言います。

 

大人になった時に困らなくなるからです。

 

自分の行動の選択の決定は、

 

自分の経験から判断されます。

 

話を聞くというのも経験ですし、

 

他人の失敗を見るというのも経験です。

 

そういう経験から、今起きていることを脳内では勝手に分析して、

 

今後何をするかを判断しているわけです。

 

ということは、いかにその経験値を増やすかという話になります。

 

ではその判断するときに、失敗した経験がないとどうなるでしょうね?

 

重要な判断を下さないといけないときというのは、

 

基本的にいつもピンチの時です。

 

物事がうまく進んでいるときの判断ももちろん慎重にすべきではありますが、

 

ピンチの時ほどの切迫した状態ではありません。

 

しかもピンチの時はとっさの判断が必要です。

 

さて、そういう時に、困難にぶつかった経験がないとどうなるでしょうね?

 

困った経験がないということが、

 

ピンチで使えない人間を作ってしまうわけですよ。

 

困るという経験は人から聞いただけでは習得できません。

 

聞いた話はあくまでも他人事なので、

 

自分の身に降りかかってきたときにとっさに出てこないんです。

 

そういう経験を、親が責任をとれる時期にやらせておかないと。

 

別に子どもが何かミスをしたとしても良いじゃないですか。

 

親が責任取れば。

 

というか、親ってそういうためにいるんです。

 

子供に降りかかる困難を取り除くためにいるわけではないんです。

 

今年、高校入試で残念な結果になった生徒もいますよね?

 

それが良いことだとは言いませんが、

 

それを通して何を感じるかなんです。

 

そこで何を感じて、今後どうするのか。

 

それが大事です。

 

親が生きていて、子供の失敗の責任をとれるうちに、たくさん困らせておくんですよ。

 

自分で考えて、自分で判断して、自分で行動して、

 

そうやったうえで自分で間違って、失敗して、

 

それを親がどっしり構えてしりぬぐいだけする。

 

うちの教育方針はこれです。

 

だから言葉を選ばずに言うと、

 

死ななければ何でもやらせます。

 

手も貸しません。

 

助言は求められたらします。

 

あとはバランスです。

 

子供に任せて良いところと、任せてはいけないところがありますからね。

 

親が「いいからつべこべ言わずにやりなさい!」ということも必要です。

 

たまに子供の意思を尊重しますという親がいますけど、

 

それができるのは高校生以上ですかね。

 

それも一部分の賢い子たちだけです。

 

ちなみに子供が困る前に手を貸すことを「過保護」と言います。

 

 

さ、過保護にならないようにしましょうね。

 

今困らないのは、大人になってから困る確率が上がるということですからね。

 

それをお忘れなきよう。

 

 

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