可能性の話

よく論争になる

 

「学歴は必要か不要か」

 

答えは特になくて、

 

自分が必要だと思うなら良い学歴を持っておけば良いと思う。

 

個人的には必要だと思うので、

 

学習塾を運営している。

 

ではなぜ学歴が必要だと思うのかを説明していく。

 

何かを決定する時にいつも2択で決めていく。

 

まずこの「学歴は必要か」という問いに対しては、

 

「学歴があるのとないのではどちらが良いか」で考える。

 

そう考えればまず多くの人がないよりはあったほうが良いという結論になるだろう。

 

実はその通りで、

 

学歴が無くても生きてはいける。

 

だからないよりはあったほうが良いという考えにたどり着く。

 

ただ、この「ないよりはあったほうが良い」というレベルでは

 

より高い学歴を手に入れることは出来ない。

 

学歴とは大学以上のことを指すため、

 

高い学歴=難関大学卒業となるので、

 

そう容易ではない。

 

あればラッキーくらいの感覚では高学歴を手に入れることは出来ない。

 

 

 

ではこう考えてみてはどうか。

 

 

 

 

「学歴は可能性を広げる」

 

 

 

分かりやすい例でいうと、

 

会社の求人条件。

 

そこには明確に「4大卒以上」や、「短大卒以上」という言葉が書いてある。

 

その言葉の通り、

 

「4年大学を卒業していないと応募すらできません」という意味だ。

 

ということは大学を中退していたり、

 

専門学校卒の人たちは応募すらできない。

 

これで自分の可能性が狭くなっていることがわかるだろう。

 

例えば、100ある会社の中で50の会社が「4大卒以上」を条件にしている場合、

 

残りの50の会社に応募するしか道はない。

 

もし4年大学を卒業している場合、

 

100あるうちの100社に応募ができる。

 

これは確実にその人の可能性を広げていることになる。

 

要するに学歴というものは

 

その人の可能性を広げてくれるものである。

 

 

 

さて、ここからが本題。

 

 

 

小学生から高校生の生徒は、

 

この自分の可能性を

 

今から広げていくことができる状態にあるということ。

 

これが親と生徒の感覚の大きな違いが生まれる部分でもある。

 

残念ながらいくら反抗しようとも、

 

親は子供の将来がおおよそ見える。

 

今の状態では社会に出ても通用しないことは

 

手に取るようにわかる。

 

中学から高校に上がった時の大変さは多くの人が忘れてしまっていたり、

 

自分の時代とは全く違うのに混同してしまう人はいるが、

 

社会に出てからは確かに変化はしているがそう変わりはない。

 

それは仕事ができる有能な人という定義が変わらないからだ。

 

だから我が子を見てこのままだとまずいと思う親が多くなる。

 

このままだとまずいと思うからこそ

 

口うるさくもなる。

 

自分が大変な思いをしてきたことと同じ思いをさせたくないからこそ

 

小言が多くなる。

 

ここで一番子供として言われたくないであろうことをあえて言う。

 

 

 

「すべては子供のため」

 

 

 

我が子に大変な思いをさせたいと思う親は多分存在しない。

 

自分でも子供を7人育ててきて、

 

自分の子に大変な道を歩んでほしいとは微塵も思っていない。

 

好きなことをさせて、ほとんど何も言わないが、

 

本当に困った時の最後の砦が親の役目であると思っているので、

 

中学や高校で少し失敗したくらいでは何も言わない。

 

別に中学で遅刻をたくさんしようと、

 

勉強をしなくて偏差値の高い高校に行けなかったとしても、

 

最悪高校に進学できなかったとしても、

 

そういうことをしていると困るのは自分だという話はするが、

 

無理やり勉強させることもしないし、

 

寝坊している子供を起こすこともしない。

 

結局自分自身が勉強するなりしてその可能性を広げていかなければいけないので、

 

いちいち親が出る幕ではないというのが個人的な考えだ。

 

若いうちは自分のしたことでたくさん失敗して困る経験も悪くないと思うし、

 

その経験が人間に厚みを出すと思っている。

 

 

 

社会に出るまでの時間は限られおり、

 

その制限時間の中で自分の第一印象を決めることになる。

 

聞いたこともない大学を出ていると、

 

そういう人なんだと面接官に思われる。

 

「学歴不問」と書いてあるところに、

 

東大生が応募したとして、

 

その面接官は東大生と聞いて他の応募者と同じ感覚で面接できるのだろうか。

 

残念ながら学歴というものは必ずみられる。

 

面接というわずかな時間でその人の能力を計ることは不可能だからだ。

 

学歴が無くても仕事はできる。

 

それは確かにそうだとは思う。

 

どんな仕事でも良ければそれでもいいだろう。

 

しかし、待遇の良い仕事ほどに高学歴が必要になる。

 

学歴は自分の可能性を広げるためのものだ。

 

将来の自分の可能性を広げたいのであれば絶対に手に入れておくべきものである。

 

そのためには将来を見る能力が皆無な今の状態でいち早くそれに気づき、

 

他の生徒が遊んでへらへらしている隙に努力するしかない。

 

早く気付き行動を起こした人が高学歴を手に入れることができる。

 

そしてそれが自分の可能性を広げることになる。

 

大人から言わせてもらうと、

 

自分の可能性を自分の力で無限に広げることができるというのは

 

本当にうらやましい。

 

そのチャンスを多くの10代が自分で捨てている状態であることに気付いてほしい。

 

中1からでもその先6年はチャンスをつかむことができる。

 

この時期にどれだけ素直に先を知っている大人の話を聞けるかがポイントだろう。

 

 

 

 

可能性を広げてください。

 

そのチャンスは自分自身にあります。

 

しかもわかりやすく学歴というものとして存在しています。

 

それが分かっていたら、勉強しないという選択はしないでしょう。

 

 

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